無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第39話

星に願いを *  
あべさく .





(Sakuma)
仕事の帰り、家の前をふらふらと歩く。
ふと上を向けば満点の星空。

あ、今日七夕だ!
ピロンッ
着信音が鳴る。
誰かと思ったら阿部ちゃんだった。

「今日、七夕だね✨」
ご丁寧にキラキラまでついてる笑
『めっちゃ今日晴れてるね!』
空は快晴で、キラキラ輝く星を見ていたら2年前の今日の事を思い出す。

2年前…

たまたま仕事が休みで、阿部ちゃんが俺の家に来てたときの事。
阿部亮平
今日、七夕だね。
佐久間大介
今日だっけ?笑
その日も晴れていて、星がよく見える日だった。
阿部亮平
佐久間は何にすんの?お願い事。
佐久間大介
うーん…なんだろう?笑
星を見ながら二人で話すのはなんだかロマンチックでたまにはいいなぁなんて。
しばらくの沈黙の後、遠慮がちに阿部ちゃんが口を開く。
阿部亮平
俺は佐久間と結ばれますようにって…
言葉に詰まる阿部ちゃん。
照れているのか顔は真っ赤だった。
佐久間大介
阿部ちゃんの気持ち、伝わったよ。
佐久間大介
ねぇ、阿部ちゃん?
今日さ、月が綺麗だね。
急に話し始めた俺にビックリしてる阿部ちゃん。
でも、しばらくフリーズしたあとに状況を理解した彼は
阿部亮平
あなたと一緒に見るからでしょう。
まだ頬は真っ赤だったけれど、しっかりした口調でそう呟いた阿部ちゃん。
月明かりに照らされてハグをする二人の上ではキラキラと星が光り輝いていた。
ピロンッ
2年前の事を思い出してたら、2回目の通知音が鳴る。今度は電話が掛かってきた。
阿部亮平
佐久間いま時間ある?
佐久間大介
あるよ!今仕事の帰り!
阿部亮平
佐久間は何にするの?お願い事。
2年前と同じ事を聞かれる。
佐久間大介
秘密〜!!笑
阿部亮平
何それ笑笑
ふははっ、と可愛く笑う阿部ちゃん。

願う事はただ1つ。
今年もたくさん貴方の笑顔が見れますように。
もう一度空を見上げれば、
「任せてください」と言うかのようにたくさんの星がキラキラと瞬いていた。