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第56話

向井康二
俺で良かったら話聞こか?
佐久間大介
でも、うまく話せないっ…、
こんなグチャグチャな感情、とてもじゃないけど上手く話せそうにないよ。
向井康二
じゃあさっくんの家行こか?
今日予定なんもないから、年下やし嫌かもしれへんけど話してみたら楽になるかもやで?
佐久間大介
うんっ…そーする…
康二を待ってる間も涙は止まってくれなくて、ずーっと袖で涙を拭ってたら康二が来てくれた。
ピーンポーン
向井康二
さっくんおる?開けてー。
玄関の扉を開ければ、急いで家を出てきてくれたんだろう。めっちゃラフな格好の康二が立っていてなんか申し訳なくなる。
佐久間大介
こぉじぃ…うぅ…ぐすっ…
向井康二
おお、どした?
ちょっと上がらしてもらうで。
康二は玄関の扉を閉めて、涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔を持っていたタオルで拭ってくれた。

リビングに移動して、ソファに座る。
向井康二
ちょっと落ち着いた?なんで泣いてるか俺に話せる?
佐久間大介
めめ、…ぐすっ…最近ぜんぜん話せない、し…会えないの…
向井康二
最近忙しかったもんね。
佐久間大介
しかも、最近…俺に冷たい、俺、だけが…好き、みたい…
いつもの俺とはかけ離れてるけど、全然動揺することなく話を聞いてくれる康二に安心して、この前出掛けた時の事や、それ以外のことも思ってた事を全部はなせた。
向井康二
そっかそっか…
寂しかったんやね。
佐久間大介
こぉじぃ…うぅ、ぐすっ…
向井康二
大丈夫、大丈夫。
背中をさすってくれる康二は優しくて、このまま身を委ねようとしたけど止められる。
向井康二
ここでハグしたらきっと後悔するで。そんな悲しそうな顔せんでも大丈夫。今俺に話してくれた事全部めめに話してみ?
佐久間大介
できな、い…
多分、うまく話せない。
向井康二
めめは受け入れてくれるよ。
心配せんでも大丈夫!
そう言って玄関の方向に向かった康二を俺は無意識に追いかけていて。
向井康二
俺に話せたんやから話せるよ。
またしんどくなったらいつでも呼んで。いつでも来るから笑
扉がしまって、車のエンジン音がする。
この思い、上手く伝えられるかなぁ…。

外を見れば夕日が沈む頃で、随分と時間が経っていた。時間が経つのなんてすぐで、康二にお礼のメールをしてたらもう空に星が浮かぶ頃だった。

簡単に自炊をして、今日も一人で夜ご飯。
佐久間大介
ごちそうさまでした
一人だったら食べ終わるのもあっという間に感じる。お風呂に入って、時計を見ればもう11時を過ぎている。

めめを待つ時間はすごく長く感じて、また寂しくなるけど、康二の受け入れてくれるよって言葉を信じて待ち続けた。
ガチャ…
やっと帰ってきた。
佐久間大介
めめっ…
目黒蓮
まだ起きてたの?…おわっ
どう思われるかなんてもうどうでも良くて、タックル並みの勢いで抱きつく。
佐久間大介
ずっと寂しかった…
飽きられたんじゃないかって…悲しかった…うわあぁん…
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(Meguro)
今日も家に帰るのが遅くなった。
最近のルーティーンがこれだから、佐久間くんが寝てから帰るのが当たり前になってた。

だけど、今日は違った。
帰ってすぐ、まだ起きてた佐久間くんに抱きつかれて、よろけそうになったけどギリギリのところで受け止める。
佐久間大介
うわあぁん…
子供のように泣きじゃくる佐久間くんを見て、寂しい思いをさせてたんだなって反省。
目黒蓮
ごめんね。ずっとずっと寂しかったよね。
佐久間大介
俺だけが、好き、みたいだった…寂しかった…ぐすっ…
そう言われて、この前のデートの事を思い出す。ちゃんと俺、佐久間くんのこと優先させてあげれなかった…。
目黒蓮
不安にさせてごめんね。俺、佐久間くんのこと大好きだよ。
佐久間大介
ほん、と?
目黒蓮
ホントだよ。
俺、佐久間くんがいないと生きていけないから。
抱きしめてないとどこかへ消えてしまいそうで、ギュッと抱きしめる。
目黒蓮
佐久間くんもう泣かないで。目、腫れてきちゃうから。
タオルで包んだ保冷剤を目に当ててあげたら
佐久間大介
なーんもみえない!
と、いつもの佐久間に戻っていた。
しばらくすれば、佐久間くんの体重が俺にかかっててて、眠っているのがわかった。
ベッドにつれていってあげて俺も横になる。

今回、佐久間くんが俺に気持ちをぶつけてくれて良かったなって思う。

じゃないと、事態はもっと最悪な方向に進んでたんじゃないかなって思うから。もしかしたら、第三者のだれかが手を貸してくれたのかもしれないね。

いずれにせよ、佐久間くんの寂しさを取り除けて良かったと思う。
スヤスヤと眠る佐久間くんの寝顔は、もうさっきまでの苦しそうな顔とは対象的に、安心しきった顔をしていた。

ずっと好きだよ

───────END─────────