ついにオーディションの日がきた
今日は、白いTシャツで少しへそが見えるぐらいの服で、ダメージの
ショートパンツを履いた。
髪は邪魔にならないようにポニーテルして少し巻いた。
メイクはあまり得意じゃ無いから、赤リップだけで済ませた
支度し終わってビッグヒットに行った
想像以上にオーディションを受ける人が多くて
私より可愛い……私と大違い。
いきなり誰かに背中を思いっきり叩かれた
あれ??緊張がほぐれた……
この人たちは一体誰!?
あの人達が誰なのか分からないけど、感謝しないと!
また会ったらお礼したいな………
こう考えてると、私の出番がきた……
私は歌いきった
審査員の表情は堅い……ダメだったかな?
ダンスを披露した。
少し失敗はしたけど、楽しかったから
笑顔で最後までやりきった
審査員から言われた言葉は初めてで嬉しかった
どんな結果でも、悔いはない
でも、受かりますように……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。