第13話

お泊まり会
664
2018/08/06 13:24
そのお泊まり会には俺もメンバーになって
いたらしく、用意をすると真の家に行く。
和田一樹
てか、いきなり言い出して、
こんな人数を家に泊めたりして
いいのか?
三浦友哉
あー、真の親は出張とかで、
忙しいからな。基本、この家に
住んでいるのは真だけ。
伊藤珠莉
まー君が言うには汚さなければ
いつでも泊まりに来ていいよ、
って言ってた!
和田一樹
凄い対応だな。
暫くすると…
藍川真
たっだいまー
鹿島瑚子
お邪魔しま〜す
伊藤珠莉
あ、二人とも!
福永彩
大丈夫だったの!?
藍川真
もちろん〜、あんなおバカさん
には負けないよ。
鹿島瑚子
けど、汚れたし着替えてくる〜
そう言って、2人は階段を上がっていった。
坂田宏
10対2って勝てるんだな…
武満咲玖
いや、普通は無理だろ…
三浦友哉
アイツらだから勝てるだけで、
基本は無いって…
少しして着替え終わった2人が戻って来る。
藍川真
そう言えば、蘭の前って誰?
和田一樹
博史は死んだから…桃山のもで
芹菜じゃね?
福永彩
芹菜かぁ…
伊藤珠莉
…今のところ問題ないけどさ、
大丈夫なのかな?ずっとみんな
で話した通りに投票しないで、
私情挟む人とかいそう…
鹿島瑚子
あー、いそう。生き残れる数は
少なそうだから強い人から…的なやつでしょ〜?
伊藤珠莉
うん…
鹿島瑚子
全員が仲間!とは、言えない
もんねぇ…
藍川真
う〜ん、そしたらどうしよー…
三浦友哉
真なら大丈夫だろ。男勝りの力
を持ってるし。
藍川真
えぇ?か弱いよ〜?守ってよ〜
三浦友哉
真の方が強い。
藍川真
うぅ…
坂田宏
真はいつも友哉にべったりして
るよな。
藍川真
そんなことないよ〜
三浦友哉
まぁ、幼稚園からの仲だし。
福永彩
普通ならえ…ってなることも、
真だったらいつもそんな感じ
だから全く気にならないよw
坂田宏
へぇ…
伊藤珠莉
もう眠いし、寝ちゃう?
和田一樹
あー、俺も眠い…
藍川真
いいよ〜、おやすみー
電気が消され、俺達はリビングで寝ることとなった。
〜 夜中 〜
三浦友哉
ん……
トイレに行きたくなって目が覚めた俺。
彩と真がいないことに気がついた。
三浦友哉
どこ行ったんだ、アイツら…
取り敢えず、トイレに行くと2階に上がる。
2階に上がると、真の部屋から光が漏れて
いる。
三浦友哉
部屋か…
ドアを開けようとすると、彩が部屋の中から
出てきた。
三浦友哉
あ、彩。何してたん ───
福永彩
シーッ…
彩はそう言い、人差し指を立てている。
福永彩
真、寝てるから…
部屋を覗くと、真が勉強机に向かった状態で
寝ている。
三浦友哉
勉強してたのか…?
福永彩
そうみたい…
三浦友哉
椅子じゃなくてベッドで寝たら
良かったのに…
福永彩
だね…
机まで近付くと、ノートを開いたまま、ペン
を持ったまま寝ている。
三浦友哉
うわぁ、偉っ…
福永彩
ほら、起きちゃうから戻ろ…
三浦友哉
ああ…
俺達は1階に戻り、再び寝た。
朝…
10/06 07:30
To:開催者X
title:投票
死ぬのに相応しい人に投票してください。
今日の名簿は蘭の名前が消えていた…
武満咲玖
えっと…今日は芹菜か…
三浦友哉
そうだな…
伊藤珠莉
投票したよ…
和田一樹
俺も…
福永彩
ちょっ、瑚子!起きてよ〜!
昨日、大喧嘩で10人を相手にした瑚子は疲れ
切って一向に起きる気配が無い。
三浦友哉
投票しないと死ぬんじゃ…

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