貴)ねぇねぇ
晴「ん〜?」
休日の午後、3人がけのソファーに
2人で寛ぎながらテレビを見ていた
貴)もっと傍に来て!
晴「あなた?どうしたのさ」
貴)えへへ、抱きしめて!
なにか企んだ顔だな
なんてそんな事わかってても
彼女の言う通りにしてしまう
晴「どうしたの?」
貴)ん〜離さない!
そう言うとギュッと腕が強くなった
貴)なんにもないあたしでも
何があっても変わらないよ?
晴)うん?
柄にもない事を言うあなたが
なんだか愛おしく思ったり
貴)だから
貴)そこのリモコンとって??
なんて悪戯そうな笑顔で
首を傾げる君には
多分一生勝てない笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!