貴「はる、もうはるは自由だよ？」

あなたはそう言って
また涙を流した

晴）ねぇ、あなたの本当を教えて？

貴「もう嫌なんだよ
疲れたんだよ、」

嘘をつく時の君のくせ
俺が気付かないと思ってる、？

晴）あなた、好きだよ

俺があなたを1番愛してるんだよ
だから、あなたは俺を傷付けてると
思ってしまうんだよ

だって、そうしないと俺達は
何もわからないから

あぁ、なんて君は未完成なんだろう
いや、俺も同じ未完成なんだよ

涙で濡れる君の頬を包み
君に微笑む

晴「俺達は未完成だから、
どうしていいかわからないんだよ
ほら、俺達は似たもの同士だと思わない？」

きっと離れればいいんだと
お互いわかっていてもそれを
望んでいないんだよ

････････････
あなたside

呼吸を止めて、私から逃げて
お願いだから私を忘れて欲しい、
全部、そう全部、

････････････
はるside

晴）俺はあなたがどこにいても
好きだよ

そう好きだよ、好きなんだよ

貴「ｯｯ…私だって(泣)」

君は泣いているのに
ねぇ、なんで泣けないんだろう

晴）愛してる

無責任に愛してごめん

････････････
あなたside


いい事も悪い事も全部が
押し寄せて引き返してを繰り返して
もうわからない、

何も知らなかった日々を返してよ
もう終わりにしたい、
なんて思っているのに
終わりにしたくないなんて思ってしまう

貴）いいよ、はるが決めて、？

････････････
はるside

貴「いいよ、はるが決めて、？」

苦しそうに泣きながら笑う君

愛を止めて、俺から逃げて
今までを壊して欲しいんだよ
全部、全部…

････････････
あなたside

私達の過去を笑い飛ばして
捨てたっていいんだよ？

ねぇ、２度と振り返らないでよ
私じゃない誰かと上手く幸せになって、？

貴）こんな私が愛してごめん…(泣)

愛していただけなのに、
愛し合って幸せになれると思ったのに、
気付けば無意識に私が1番愛してる
貴方を傷つけてしまっていたの、

････････････
はるside

晴）ねぇ、俺達は普通に生きて
愛し合っていても傷付け合うんだよ

悪いことなんて何もしてなくても
それでも、傷付けてしまう
今までいいとしてやっていたのが
君を苦しめていいとしてきたものが
俺を苦しめてきたんだから

晴）でもさ、それを受け入れて
俺達は生きていかなくちゃいけないんだよ

晴）忘れてもいいんだよ

貴「忘れる、？」

晴）そう、忘れられない事でも
それでもいいんだよ

俺達はお互いを愛して
傷付けあって確かめて生きる

晴）俺達は未完成で未熟な
脆い生き物なんだから

晴）あなた、好きだよ