第37話

33
16,028
2021/04/24 04:03
🐰 「 ‥は、?」















この先生は一体何を言っているんだろうか。これでは俺が先生からの接吻を要求しているかのように見えるではないか。だけどそんな中で俺が最も恥を感じたのは、"変態" と言われたこと。俺を嗜むようにというか、小馬鹿にしたようにというのか。そんな表情で言ってくる先生の方がよっぽど変態だろ。そう思い再び口を開こうとすると















ガチャ、とドアの開閉音が聞こえてきた。















オンマ 「 あら、先生いらしてたのね、すいません遅くなりまして ‥ 」















本当にタイミングの悪い母なのだな、と一息ため息をつくと















🐯 「 あ‥ いえ、大丈夫ですよ、お気になさらず 」















🐯 「 それにジョングク君のお宅で最後なので、多少時間はかかっても大丈夫なんです 」















そうふんわりと笑いながら母に話しかける先生。裏の顔はド変態のくせに。俺の事大好きなくせに。てか、俺と長い時間話したいから最後の時間にしたんじゃないのか?公私混同してるんじゃないのか?とどんどん俺の想像は花開く。もしこの考えが事実なら、先生は何も言えないはずだ。ここで一発、先生のことをからかってみるか。俺に散々恥をかかせたんだから、先生にも同じことを感じさせてやんないと。















🐰 「 ねぇ、なんでうちが最後なわけ?日程の希望調査したとき最後の時間に希望はしなかったけど 」















オンマ 「 ちょっと、‥先生には敬語でしょ 」















そんな母を他所に、俺は先生の顔をじっと見つめる。さあ、先生どう来る。正直に言っていいんだぞ?少しでも俺と一緒に居たいんだろ?それともあれか?俺の‥















🐯 「 ああ、俺これから学校に戻んなきゃいけなくてさ、 ‥ だから学校から1番近い位置にあるジョングクの家を最後にしたんだ。‥何か予定でも入ってたか? 」















そう淡々と話す先生の姿を見て、ああ、またかわされた。と、ため息交じりの声で "いや、特に予定とかはなかったんで" と一言。つくづく自分に呆れる。流石に先生だって教師なんだ。学校を利用して個人的な欲求を満たすはずがないんだ。多少言い方はどうかと思うが、おそらく間違った考えではないだろう。というか、こんな短時間で変な想像をしていた自分は、やはり先生の言う通り、かなりの変態なのかもしれない。















オンマ 「 あら‥そうだったんですね、あ、お戻りにならないといけないのに‥ 。‥っ今お茶入れてきますね、」















そう足早にキッチンへ向かう母。キッチンはリビングからは死角となっており、母の姿はほとんど見えない。















🐯 「 なあ、なんであんな質問したんだ 」















そう耳元で話してくる先生。気のせいかもしれないが、横目で俺の表情を確認している気がする。ここは不自然な対応をすれば何か言われるのだろう。と、あくまでも自然に、冷静を装って















🐰 「 ‥別に?なんとなく聞いただけ 」















と返す。すると先生は "そうか" と一言呟く。ぎこちない言葉のやり取りの後、変な間が空いたと思えば、再び先生から口を開かれる






























🐯 「 ‥ほんとの理由知りたくないの?」




















🐰 「 え?」














なんだ、本当の理由って。やはり俺の考えは間違ってなかったのか?気になる、めちゃくちゃ気になる。













🐰 「 ‥っなんだよ、ほんとの理由って 」















さあ、言うぞ、俺と少しでも一緒に居たいからって言うぞ、と若干目を輝かせながらチラチラと先生の顔を見る。明らかに不自然な行動をしているのに、この時の俺はそれに気づいていなかった。

























🐯 「 んー‥ 」



































🐯 「 当ててみて?」




















🐰 「 あ、当てる?」















しまった、そういう事だったのか。先生は俺にわざと答えさせて、俺にさらに恥をかかせるつもりだったんだ。だがその手にはのらない。どうやら今回は未然に事態を防ぐことが出来そうだ。先生、俺もちょっとは成長したでしょ?















🐰 「 ‥ま、別に知り‥ 」















🐯 「 あ、じゃあゲームしようぜ 」















そう俺の言葉を遮りながら言う先生















🐰 「 ゲーム?」















🐯 「 そ、超楽しいゲーム ㅎㅎ 」

























一体何を企んでいるんだ、この先生は。もちろん断ることも出来る。だが、それでは自ら引き下がったようで、なんだか格好がつかない。先生相手に妥協してどうするんだ、俺。今の俺なら先生に勝てる気がする。そんな出処の分からない自信が、俺の挑戦心に火をつけた。

























🐰 「 ‥いいですよ 」




















すると先生はニヤリと笑い、俺に一言



































🐯 「 後で後悔しても知らねーから ㅎㅎ 」



































































































next ♡ × 90

高めの設定ミアネ 🙏🏻

今日はメンタルの調子よさげっ ⤴︎⤴︎

浮上する限り投稿してくかもなのでよろしくです ✌🏻

プリ小説オーディオドラマ