ちょっと短めだけどキュン死しちゃうかもよろぶん(
先生のポケットに突っ込まれた手。ふとその手に触れようと試みるが "流石にこんな所で手を繋ぐのもな" と躊躇していると、そんな俺を察したのか、行き場のない俺の手を握り、ぐっと自分の方に引き寄せる先生。そしてこう一言
🐯 「 こうすれば見えないだろ 」
これだからこの人は分からない。物凄く憎たらしい時もあれば、優しさに溺れそうになる時もある。そのギャップに翻弄されても尚、先生といる空間が幸せだと感じるなんて。
🐰 「 あ、じゃあここまでっすね 」
結局学校の正門前まで来てしまった。なんだかあっという間だったと思うのは気の所為だろうか。
🐯 「 ん、ありがとな 」
するとそっと離される綺麗な手。思わず名残惜しそうに見つめてしまった。
🐯 「 ㅋㅋ 何、俺と離れんの寂しいとか?」
🐰 「 っ‥んなわけ ㅎㅎ 」
🐯 「 無理すんなって ㅎㅎ 」
そう言うなり、俺の頭にぽんと触れる先生。そのまま1歩踏み出し、俺の方に迫ってくる
思わず反射的に俯くと、一瞬動きを止めたと思えば、頭に置いていた手で俺の髪を撫でるようにして触った後、撫でた部分にそっとキスを落してきた。
🐯 「 ごめん、どうしても触れたくて 」
🐯 「 お前みたいな可愛いやつ、ほんとはこのまま帰したくないんだけど ㅎㅎ 」
🐯 「 今日はこれで我慢しとく 」
先生、頭にキスとか
反則だって ___
next
はーとちゃん × 70
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。