第38話

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2021/04/24 13:56
🐰 「 ㅎㅎ 後悔なんてしませんよ」















🐰 「 ‥で、ゲームってなんですか 」















🐯 「 俺がお前ん家を最後の時間にしたほんとの理由を当てるまで 」















🐯 「 お前の母さんの前で際どいことし続けるってゲーム 」















🐰 「 ‥は?何そのゲーム、そんなん ‥ 」















そんなん絶対バレる。そう言いかけた時、キッチンの方から紅茶の入ったカップを持って、母がやって来た。















🐯 「 よーい 」















🐯 「 スタート 」




















オンマ 「 ごめんなさいね先生、遅くなりまして ‥ 」
















そう言いながらティーカップを3つ、ゆっくりと机に置く母。置かれた瞬間に波打つ紅茶を見ながら、俺は気が気でなかった。先生のことだからきっと容赦ないだろう。一体何をしてくるのだろうか。いや、でも当ててしまえば ‥















ん?待て、‥これ ‥















🐰 「 どーやって答えんだよ ‥ 」















🐯 「 ん?どーしたジョングク 」















🐰 「 っあ、いや ‥なんでもないです、」















母がいる前で、どうやって答えたらいいんだ?もし答えたとしても、不自然極まりない男と化してしまう。先生は全て計画済みだったのだろうか。母親がいる限り、俺はヒントさえも得られないのだ。しかし答えなければ、延々と先生に際どいことをされ続けるんだろう。つまり、今の状況は圧倒的に俺が不利という訳だ。制限時間を設けられているわけではないのに、妙に急かされるような衝動に駆られる。俺に備わっている回答時間は、母が席を外した時のみ。その間に答えなければ、このゲームは完敗ということだ。















オンマ 「 ‥グク、ジョングクったら ‥聞いてるの?」















🐰 「 へ、?あ、‥うん、聞いてる 」















オンマ 「 もー、‥この子ここ最近ずっとこんな感じで。たまにぼーっとしてるっていうか ‥ 」














🐰 「 ちげーよ、考え事してんだよ 」















🐯 「 へぇ、何考えてんの?」















🐰 「 え、いやそれは ‥ 」


































先生のことだなんて言えないだろ























































オンマ 「 そうなんですねぇ、‥ところで先生は ‥ 」















先生のゲーム開始宣言を聞いてから、20分ほど経っただろうか。今のところ両者何もせず。と言ったところだ。俺が何か答えることもないし、先生が仕掛けてくることも無い。そう思っていた時だった















俺の手に何かが触れたのは

























反射的に下を向くと、先生の手が俺の小指に、少しずつ触れていっていた。これぐらいなら動じないと思っていた自分が甘かったのか、俺は分かりやすいように動揺してしまう。だが母がいる手前、変に動くことも出来ない。そう思っていると、呆気なく先生に指を絡め取られてしまった。傍から見れば恋人繋ぎ。手を動かそうとしても、動かせないほどの力で握り返される。そんな事をしてても















オンマ 「 ‥ってことがあってですね?ふふ、 」















🐯 「 あはは、面白いこと言いますね 」















まるで何も起きていないかのように会話を続ける先生。母も母で、まさか机の下で息子と担任が手を繋いでいるだなんて、思わないだろう。















ぎゅっと握ったり緩めたりを繰り返しながら触れてくる先生。‥待て、この動作どこかで‥















‥思い出した。あれは教室で、‥

















となると次の動作は ‥ !















🐯 「 ですねぇ、あ、なんか落ちてますよ 」















そう言って自分の座る椅子を引き、ゆっくりと屈む先生。そして案の定、屈む途中で俺の手の甲にキスを落としてきた。















冷静を装っているが、内心大パニックだ。ただ母の目の前ということもあって、何も無いように振舞っているだけ。それにここまでは想定内だった。















唇を離した瞬間に、ちゅっと音が漏れる。















オンマ 「 ん?なんの音 ‥?」















そう机の下を覗こうとする母。思わず俺も















🐰 「 あー!あれ!あれなんだろ、虫じゃない?」















と何かのアニメで見たようなセリフとともに、明後日の方向を指さす。え?どれどれ?となんの疑いもなしに俺の指の先を見出す母。なんとかかわせたようだ。しかし机の下では、先生の暴走はエスカレートしていくばかりだった


























































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