俺らの雰囲気をぶち壊した足音の主はまさかの
🐣 「 あっジョングガまだ補習だったんだ〜 」
俺の親友でした
俺はジミナが教室に入るなり、慌てて正面に向き直り、
🐰 「 お、おう、」
と毎度の如く何事も無かったように振舞う
だがその時、ジョングクのことをチラッと見たジミンは気づいてしまった
ジョングクの第1、第2ボタンが全開になり、彼の胸元が露わになっていることに
突然現れたジミンに話を聞くところによると、どうやら忘れ物をしたらしい。まったく、今このタイミングで来る必要があったか親友よと問いただしたい気分だが、時間も時間ということもあり、俺はジミナと一緒に帰ることにした。まぁジミナが帰った後気まずさで圧迫死するだろうってのも理由の一つだが。
🐰 「 あ、じゃあそろそろ時間なんで ‥ 俺帰りますね 」
そうそそくさと荷物をまとめると、横から先生が声をかけてきた
🐯 「 待てジョングク 」
🐰 「 ッ な、なんですか 」
🐯 「 逃げないんじゃなかったか?」
🐰 「 え、ちょ ‥ 」
🐣 「 逃げるって?」
🐰 「 いや、なんでもない、行こ?ジミナ 」
🐣 「 え、あ ‥うん、」
🐰 「 じゃあ先生、ありがとうございました 」
とジミナの腕を引っ張りながら逃げるように出ていった
🐯 「 あーあ 」
🐯 「 逃げちゃうんだ、ジョングク君 」
🐯 「 こりゃ明日お仕置だな ㅎ 」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!