🐰 side ___
🐯 「 惚れさせたい奴ならいる 」
モブ♀ 「 ええ ッ だれだれ !? 」
🐯 「 それはな , 」
ちょ待って , まさか言うつもりなの ? こいつ
🐰 「 ッ 聞いてどーすんだよ , どうせお前の知らない奴だろ 」
俺は慌てて先生の声を遮る
🐯 「 さぁ ? 案外身近な奴だったりして 」
🐰 「 ッ ちょ , 」
モブ♀ 「 え ? もしかして , 」
モブ♀ 「 私ですか 〜 ? ㅋ 」
🐯 「 お前は眼中に無いから安心しろ 」
モブ♀ 「 ひど ッ ! あ , 私ちょっとお水買ってきますね 」
いや,どんだけ自由な奴なんだよ一体 ,,,,
ドタドタと音を立てて廊下へと消えていった
🐯 「 ㅋㅋ 」
あいつが出ていくなり , 先生は俺の顔を覗き込みながら肘をついて笑っている
🐰 「 ッ な , なんすか 」
🐯 「 焦りすぎ ㅋ 」
🐰 「 …はぁ , そりゃそうでしょ , 先生俺らのこと話そうと ___ 」
🐯 「 〝 俺らのこと 〟? 」
🐯 「 俺がいつお前のことだって言った ? 」
🐰 「 …な ッ ! 」
まーたはめられた
あぁなんで俺はこんなに引っかかんだよ , くっそ悔しい !!!!
🐯 「 ㅎ あーごめん , 」
そう言うなり , 先生は俺の耳元に顔を寄せてきてこう囁いた
🐯 「 期待した ?? 」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。