いつも通り先生は俺の隣の席に座り、授業でやったとこの復習をしてくれる
勉強を教えてくれる先生は、結構真剣な表情で教えてくれるから、その姿は本当にかっこいいなと思ってしまう
🐯 「 …なんだ、また見つめて 」
🐰 「 ッ だ、だから見つめてないですよ 」
🐰 「 …見つめてもいないのに見つめてるって思うなんて…先生そんなに俺の事意識してるんすか?ㅎㅎ 」
よし、言ってやったぞ、どう来る先生!と先生の顔を覗き込むと
🐯 「 ああ、意識してる 」
となんとも潔く認めるものだから、俺はポカーンと口を開き、いかにもアホそうな顔をしてるものだと自分でも思う始末だ。
🐯 「 お前の事しか考えらんない 」
🐯 「 こうやって補習してるけど、本当は今すぐにでも襲いたい 」
さらっと今日一の問題発言をかましてくるもんだから、またもや俺の脳内はとんでもなく騒がしくなる
🐰 「 ッ そ、そんな事したら、は、犯罪じゃないですか、 」
と俺は明らかに動揺を隠し切れていないのに、先生は妙に落ち着いていて
🐯 「 うーん、でもこんな可愛いやつが隣で居て黙ってられる奴もいねぇと思うけど 」
そう言って俺の後ろ髪をサラサラと触り始める
🐯 「 お前のこと襲って捕まんなら、俺捕まってもいいかも 」
🐰 「 な、ㅎㅎ 何言って ___ 」
すると俺の話を遮るように、髪を触っていた方の手にぐっと力を入れて、俺の頭を先生の方に引き寄せる。まるであの時みたいに
🐯 「 俺、本気なんだけど?」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。