第72話

71
3,305
2020/12/02 12:16

現在午前4時……

私はベッドの上で布団にくるまったまま……
こんな時間になってた。



あぁーーー………
心が乱れまくって…
酔いも眠気も覚めてしまったよう。。



あんな事拓実君に言われたら
そりゃこうなるよ、、、、

私がデリケート過ぎるだけ??



あぁーーー……



そのまま私は気を失うように眠っていた。。






















「ピンポーン…」
その音で起きた。。。

スマホを見ると【10:37】…
…あんなに悩んでたのに結構ゆっくり寝てた…笑



って誰だろ………



れんくん
れんくん
おはよーー🌟
扉越しに蓮君の元気な声が聞こえる。。

私はまだ布団にくるまったまま……



でもなんだかにこにこ笑う顔を見たくなって

寝ぼけ眼で扉を開けた。。。

あなた
……おはよーー…………
れんくん
れんくん
うわっ💦
あなたさんその顔どうしたん?💦
いや、、生まれた時からこの顔ですけど……←
れんくん
れんくん
なんか……あったん?💦

君すごいよね、、本当、、、、






私は一言も発することが出来なかった。

れんくん
れんくん
……入ってもいい??💦
私はとりあえず頷いた。

蓮君や奨君なら部屋に2人きりでも
変に気を使ったりしないから
頷いてみた。。


扉を開いて、蓮君を部屋に招き入れた。



とりあえず冷蔵庫から一人分の紙パックの
オレンジジュースを出した。
あなた
こんなんしかなくてごめんね…
今顔洗ってくるから待ってて…💡
蓮君はちょこんとテーブルの前に座って
私のことを心配そうに見つめるだけだった。




歯を磨き、顔を洗った。。

顔を洗ったらほんのすこしだけ頭がすっきりした。
あなた
お待たせ…!
れんくん
れんくん
んーん💡
急に部屋入ってこっちこそごめんね?
んーんって首を振りながら言う蓮君(5ちゃい)

れんくん
れんくん
ってかあなたさんずっと寝てたん?笑
あなた
…………うんww
あなた
なんか昨日上手く寝付けなくて……ww
れんくん
れんくん
なんか……大丈夫??(´・ω・`)
あなた
あ💡
ってか蓮君なんか用あった??💡
なんだか自分で思ったけど…
2人でテーブルを挟んで
おじいちゃんとおばあちゃんみたいに
お茶のみ話してるみたい……笑
れんくん
れんくん
あ、、うん、、、、
いや、昨日久々に飲んで、、、
酔っ払っちゃって、、、
え??そうだったの??
全然酔っぱらってる感じわかんなかった……
ちょっといつもより明るかったけどwww
あなた
あ、そうなの??💡
全然わかんなかったよwww
れんくん
れんくん
いやぁー……
それで3年後…とか言っちゃって………
あ、、その話題ね(^^;)
あなた
いいよ、別に…💡
酔っ払ってノリで言った冗談だって
さすがにわかってるよwwww
私ももう27だしwwwww
私は蓮君がきっと私真に受けて、
考え込んでると心配してるもんだと思った。。
れんくん
れんくん
いや、、
あれは冗談じゃないんやけど、、、
とかさらっと否定されて、、、
れんくん
れんくん
あんなノリみたいな感じで言っちゃって
あなたさんに失礼だったなって、、、
嫌な気持ちにさせてなかったかなぁーって
気になって……来てみた。
ちょっとしゅんとなってる蓮君、、、






本当は私、、、、
冗談だったよって蓮君に言って欲しかった。


あなた
……………………………
私は思わず黙り込んでしまった。
れんくん
れんくん
……ごめんなさい…
あなた
謝らないで。。。。
あなた
失礼だったとか……
そういうこと思ってない…………
私は気持ちを一つずつ、、
なるべく慎重に伝えようとした。

蓮君は黙って聞いてくれた。
あなた
でも………………
無理かも………
まだ整理も出来てない気持ちの説明なんて
私には難しすぎる。。
れんくん
れんくん
でも……なに…?
蓮君は私に続けるように促した。
にこにこ蓮君じゃなく、
そこにいるのは私がなんでも話しちゃう蓮君。
あなた
…………でも…ごめん……
3年後なんて言ってるとこ
見たくなかった、、、かも
れんくん
れんくん
ん?どゆこと?
私の感情を読み取ろうとするかのように
じっと私の目を見ている蓮君
あなた
んーーー……
上手く言えないんだけど………
れんくん
れんくん
それでもいいから、
……聞かせて?
蓮君のこれに私は弱い………
あなた
私にとってファンの子達を本当に大切にしてるみんなの姿が素敵だと思ってたし、、
かっこよくて、、、
大好きだったんだけど……
私は一言一言繋ぐように
自分の心の中を言葉にしようとした。


もしかしたら蓮君に助けを求めたのかも……

れんくん
れんくん
………うん…
蓮君も真剣に聞いてくれてる
あなた
今から3年後に私が誰を選ぶかとか……
立候補するって言ってるの……
なんか………
私が知らなかったみんなの一面みたいで……
寂しいというか………
ショックというか………(グスン
私は話しながら
なぜか涙が出てきた。


昨日のことが大きな衝撃になって
今私の心がとても重く感じる。。
あなた
あぁーーー……
なんか本当にありがたいしさ……
考え過ぎなんだろうけど……(グスン

昨日の拓実君に言われたはずなのに……
余計な心配しなくていいって………




ってかなんで私こんなに考え込んでるんだろ。。

3年後なんてただのノリ……
いや、、
私が一人なのを気遣って言ったことかもなのに、、
れんくん
れんくん
……だから…
「ごめんね」なの!
そうきっぱり言い切った蓮君
私は少しびっくりした。。。
れんくん
れんくん
もぉーーー………
俺だめだめだぁ…本当、、、
……あんな風に言ったらあなたさんが
こうやって考え込んじゃうのわかってた。
そうやって本当に悔しそうにしてる蓮君

あぁー…
私が知ってる蓮君が今目の前にいる。
そう思うとぽろぽろ涙が溢れ出てきた。
れんくん
れんくん
あぁーーー………
もう本当俺だめだぁー……
ごめんごめん…💦
そう言って私に近づき、
背中をポンポンしてくれはじめた。
あなた
私こそ…ごめんー…
私も大人気なくて………
でも……冗談なら良いなって。。
ぽろぽろ出る涙をふきながら必死にそう伝えた


私は急に体があったかくなり、
身動き取れなくなったことに気づく。。

れんくん
れんくん
本当にごめん。
JAMは本当に大事。
俺たちがいる意味全てだから。
蓮君が私を抱きしめていた。


私はびっくりしすぎて、
そのまま固まってしまった。
涙も止まる。
そのまま蓮君は私からそっと離れた。
れんくん
れんくん
でも俺のあぁやって言った気持ちも
本気なんよ………。
…ちゃんと伝えるべきだった。
私はきょとんとすることしか出来なかった。
れんくん
れんくん
今はJAMに恩返し出来るように、
たくさんの幸せを、、
たくさんの人に伝えたい。
それだけを考えてるよ?

……でもあなたさんが悲しむ顔は
俺の個人的な気持ちだけど…
一生見たくない………
だから、、
俺が側にいたいって思う気持ちはある。
あなた
……うん…
そう言うのがやっと……
れんくん
れんくん
でもJAM一人ひとりにもそう思うよ……
一人も悲しい気持ちになんて
なってほしくない。。
………でもあなたさんに対しては
横にいたいって思っちゃう。
あなた
うん、、、
れんくん
れんくん
だからこのままずっと頑張り続ける。
3年後もずーーっとJAMの為だけに。
……でも俺がこうやってあなたさんに思ってること少しだけ知ってほしかったっていう…
俺のわがままで3年後~なんて考えてた。
あなた
うん………伝わったよ。。
れんくん
れんくん
俺もまだまだだから、、、
泣かせちゃったけど……💦笑
でもあなたさんはこれからも
なにも変わらないでいて?
俺も今までとなにも変わらないから。。
それを聞いて……ほっとした。
あなた
本当に……変わらないでいてね?
れんくん
れんくん
うん(´ー`)
だから心配しなくて大丈夫だよ?💡
これからもたくさんみんなで笑って
たくさん遊んで……
たくさんふざけよう?(´▽`)笑
あなた
うんwwwそうだねwwww
これからも楽しくなりそうだね(´ー`)
さっきとのギャップ……ww
でも私は蓮君の言うことをなんとなくだけど理解した。


だから自分も、、、
蓮君に真面目に伝えなきゃならないと思った
あなた
………
3年後の事今は考えられないけど、、
本当に私がその時に一人ぼっちでw
蓮君や拓実君…るっくんも奨君も
そうやって思ってくれてたとしたら
……その時に私も真剣に考えてみるから。。
れんくん
れんくん
うん……
それがいいの。。
だから今考え込まなくて大丈夫だよぉー
あなた
うん。。
私もちゃんと話せて良かった。
……蓮君……ありがとう。。

蓮君は明るく…すっきりした顔になった。
私はこの顔が見たかった。。
れんくん
れんくん
あぁーー…
初めからちゃんとこうやって
話しておけばよかったぁーーーー(´・3・`)
ってふざけて口をとがらせてる蓮君……


私も今日蓮君と話せて良かった。。





ちゃんと……何かと向き合えた気がする。。

プリ小説オーディオドラマ