現在午前4時……
私はベッドの上で布団にくるまったまま……
こんな時間になってた。
あぁーーー………
心が乱れまくって…
酔いも眠気も覚めてしまったよう。。
あんな事拓実君に言われたら
そりゃこうなるよ、、、、
私がデリケート過ぎるだけ??
あぁーーー……
そのまま私は気を失うように眠っていた。。
「ピンポーン…」
その音で起きた。。。
スマホを見ると【10:37】…
…あんなに悩んでたのに結構ゆっくり寝てた…笑
って誰だろ………
扉越しに蓮君の元気な声が聞こえる。。
私はまだ布団にくるまったまま……
でもなんだかにこにこ笑う顔を見たくなって
寝ぼけ眼で扉を開けた。。。
いや、、生まれた時からこの顔ですけど……←
君すごいよね、、本当、、、、
私は一言も発することが出来なかった。
私はとりあえず頷いた。
蓮君や奨君なら部屋に2人きりでも
変に気を使ったりしないから
頷いてみた。。
扉を開いて、蓮君を部屋に招き入れた。
とりあえず冷蔵庫から一人分の紙パックの
オレンジジュースを出した。
蓮君はちょこんとテーブルの前に座って
私のことを心配そうに見つめるだけだった。
歯を磨き、顔を洗った。。
顔を洗ったらほんのすこしだけ頭がすっきりした。
んーんって首を振りながら言う蓮君(5ちゃい)
なんだか自分で思ったけど…
2人でテーブルを挟んで
おじいちゃんとおばあちゃんみたいに
お茶のみ話してるみたい……笑
え??そうだったの??
全然酔っぱらってる感じわかんなかった……
ちょっといつもより明るかったけどwww
あ、、その話題ね(^^;)
私は蓮君がきっと私真に受けて、
考え込んでると心配してるもんだと思った。。
とかさらっと否定されて、、、
ちょっとしゅんとなってる蓮君、、、
本当は私、、、、
冗談だったよって蓮君に言って欲しかった。
私は思わず黙り込んでしまった。
私は気持ちを一つずつ、、
なるべく慎重に伝えようとした。
蓮君は黙って聞いてくれた。
無理かも………
まだ整理も出来てない気持ちの説明なんて
私には難しすぎる。。
蓮君は私に続けるように促した。
にこにこ蓮君じゃなく、
そこにいるのは私がなんでも話しちゃう蓮君。
私の感情を読み取ろうとするかのように
じっと私の目を見ている蓮君
蓮君のこれに私は弱い………
私は一言一言繋ぐように
自分の心の中を言葉にしようとした。
もしかしたら蓮君に助けを求めたのかも……
蓮君も真剣に聞いてくれてる
私は話しながら
なぜか涙が出てきた。
昨日のことが大きな衝撃になって
今私の心がとても重く感じる。。
昨日の拓実君に言われたはずなのに……
余計な心配しなくていいって………
ってかなんで私こんなに考え込んでるんだろ。。
3年後なんてただのノリ……
いや、、
私が一人なのを気遣って言ったことかもなのに、、
そうきっぱり言い切った蓮君
私は少しびっくりした。。。
そうやって本当に悔しそうにしてる蓮君
あぁー…
私が知ってる蓮君が今目の前にいる。
そう思うとぽろぽろ涙が溢れ出てきた。
そう言って私に近づき、
背中をポンポンしてくれはじめた。
ぽろぽろ出る涙をふきながら必死にそう伝えた
私は急に体があったかくなり、
身動き取れなくなったことに気づく。。
蓮君が私を抱きしめていた。
私はびっくりしすぎて、
そのまま固まってしまった。
涙も止まる。
そのまま蓮君は私からそっと離れた。
私はきょとんとすることしか出来なかった。
そう言うのがやっと……
それを聞いて……ほっとした。
さっきとのギャップ……ww
でも私は蓮君の言うことをなんとなくだけど理解した。
だから自分も、、、
蓮君に真面目に伝えなきゃならないと思った
蓮君は明るく…すっきりした顔になった。
私はこの顔が見たかった。。
ってふざけて口をとがらせてる蓮君……
私も今日蓮君と話せて良かった。。
ちゃんと……何かと向き合えた気がする。。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。