第173話

【終】170
3,413
2021/02/25 13:16





私はなおとさんに送ってもらって
部屋についた瞬間ばたんきゅーした。



なぁんにもしていないのにね、、、、笑






あ、、、💡
途中でなおとさんにアンテナショップに寄ってもらい、
私の職場へのお土産を調達しました。

これで私が実家に帰ったという嘘は、
ばっちりごまかせるぜ!!!笑

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そこから二週間………

ぱったりJO1は誰も来なかった。

いたらたいてい顔ぐらいは出しに来るのに。。。



え、、、、、
もしかしてもう行ったの??💦笑

私もう郵便物チェック始めた方がいいの!?💦


でも普通「行ってくるわー」くらいは言うよね💦笑





そうモヤモヤする日曜日の夜。








「ピンポーン」







こんな時間に誰だよ!?

荷物も頼んでないし、
来客予定ももちろんなし。。。


え、、、、

まさか、、、、、、!?





扉を開けると
しょう君
しょう君
やっほー(*・ω・)ノ
奨君が立っていた。。

あ、、、、
まだ行ってなかったんだ←
しょう君
しょう君
今一瞬出てこれる?💡
私は本当になにもしてなかったから、
あなた
もちろん!!どうしたぁー?
って私が玄関から一歩出ると、、、、




10人ずらーーっと並んでいた。

奨君はそのままそちらに向かって歩いて、
一番端っこの蓮君の横に立った。



あ、、、、
年齢順に並んでいるのね、、、、笑


れんくん
れんくん
行ってくる。。
蓮君の優しくも凛々しい顔が
本当の出発だと物語っていた。

その11人の顔を見てしまうと、、、

急にものすごーく寂しさが襲い、
同時にみんなの逞しいその姿に
胸が締め付けられた。



私は出だしからポロポロポロポロ泣いてしまった。
しょう君
しょう君
あぁー……やっぱり泣いちゃった💦
って奨君は私の方へ歩み寄り、
ハグハグしてくれた。。。
しょう君
しょう君
帰ってきたら美味しいご飯作るね!
みんなは俺がちゃんと見とくから、
安心して送り出して。。。?
奨君は私を大きな胸で包み込んだまま
そう優しく言ってくれた。

私は返事も出来ず、
奨君の胸の中でうんうんと頷いた。

ふわりと奨君が私から離れると、
今度は蓮君が優しく抱きしめてくれた。

抱きしめながら私の頭をポンポンって
優しく叩いて落ち着かせようとしてくれるみたい。
れんくん
れんくん
泣いたらもう行けんやんww
私は蓮君の胸の中で
あなた
大丈夫!!!全然平気!!!
れんくん
れんくん
wwwwww
めちゃめちゃ泣いとるやんwwwww
けらけら笑う蓮君は私の背中を優しくさすり、
いつも私が泣いたときにしてくれるみたいに
私を一生懸命落ち着かせようした。

まぁ、、、私取り乱してはいないんだけど、、、笑
蓮君はるっくんに後を任せたように
私の元を離れたけど、、、
離れ際にポンポン…と頭を二回優しく叩いた。


るき
るき
あなたさんごめんね?
世界中の俺のプリンセスに会ってくるけど
一番のお姫様はあなたさんだから🌟
って決めゼリフの後私を抱きしめた。
私も思わず泣きながら笑ってしまった。。
あなた
今日は王子様設定忘れてなかったwwww
私はるっくんの胸の中でケタケタ笑ってしまった。
そのままるっくんはヘラヘラ私を解放したけど、、、
るき
るき
これ今日出発の時に言おうと思ってたんすけど、、、、、
んんん????
急に真面目トーーン???💦
るき
るき
いや、俺本当に思うんすけど、、、
俺ら昔から良くも悪くも変わんないじゃないっすか?俺こいつらが「芸能人」になったらつまんないなってずっと思ってて、、、たぶんあなたさんが普通の人で、俺らのバカに真っ向からずっと付き合ってくれてて。。だから俺らはずっと「俺ら」っていう一人間のまま変わらないと思うんすよ………
え、、、、、
めっちゃ喋るやん、、、、笑

するとなぜかしょーやが鼻をすすりだした。

え、、、、
しょーや泣いてるの??泣
るき
るき
だから、、、、
俺らを「アイドル」じゃなくて、
「普通の男子」として接してくれてありがとうございます……っていう……////

そのまま恥ずかしそうにるっくんは列に戻った。

次は、、、、、
純喜だけど、、、、

もう泣いてるやん!!!
そしたら私も泣くやん!!!←
純喜
純喜
いやぁー…泣くなやぁ(泣
あなた
いや、、そっちもじゃん!!(泣
すると純喜は…らしくもなく
私に優しくバグして
純喜
純喜
俺らが世界に行くとこしっかり見ててな?
って涙ながらに耳元で呟いた。。。

私も泣きながら精一杯頷いた。
純喜のハグはさらっと終わり、、、

お次は涙目のけーご君がこちらに向かってくる。
こんな時でもスタイル抜群(T_T)←


けーご
けーご
あなたさん、、、あの、、、
その今にも泣きそうな顔に、
私は思わず自分から抱きしめてしまった。

けーご君ってこういうとこがあるんだよな。。
あなた
ちゃんと奨君の言うこと聞いて、
無事に帰って来てね??
私は泣きながら抱きしめてけーご君に伝えた。
そしたらけーご君はうんうんとただ頷いて、
ぐすぐす言いながら拓実君の横に立った。


次は拓実君がこちらに歩み寄ってくる。。。
でもその姿を見るだけで涙がとめどなく溢れた。

いつかはどうなるかと思った拓実君が、
ここまで強く成長したと思うと、、、
拓実
拓実
いや、俺ん時だけ泣きすぎやん💦wwww
ってそのままぎゅーーっと強く私を抱きしめ
拓実
拓実
ここであなたさんが待っとるから、
絶対無事帰ってくるから、、、、、、
とだけ耳元で言い残し、すぐさま私から離れた。





でもまだ私はその拓実君の存在を
その胸の中で確かめたかったよ。。。


しょーや
しょーや
いや、、、おれちょっと無理っす、、、
やっぱりしょーやは泣いてた。。。

あのしょーやが泣くと私…本当無理だ。。


私の涙はより一層ポロポロ流れた。
あなた
しょーやが泣いたら無理だよ。
私の前まで歩いてきたしょーやと
真っ正面のまま2人立ち尽くした。
しょーや
しょーや
いや、、あなたさんが泣いてるから(グスン
すかい
すかい
いやwwwあなたさんいつも泣いてるやんww
スカイ君のちゃちゃが聞こえる、、、笑
そのまましょせ君とバトンタッチ。。。
しょせ君は意外にスマートにハグして、、
しょうせい
しょうせい
たっくさんお土産買ってきますね?(´ー`)
ってしょせ君らしい一言と笑顔で
私の寂しい気持ちを少し晴らしてくれた。


スカイ君の番になり、、、、
私に近づいてきたかと思うと、、、
すかい
すかい
っしゃーーーー!
って私を抱きしめたかと思うと、
ぐーーーーっと強く抱きしめ、
そのまま私の足は地面から浮いた。。。

く、、苦しい、、、、、

スカイ君はふわっと私を下ろして、去り際に
すかい
すかい
変な男に気ぃつけろよ。。。?
ってお見送り係らしいスカイ君の一言だった。


お次はし、しおん、、、、
しおん
しおん
ほんまよー泣くなぁーwwwww
やっぱり、、、
言われてしまった、、、、

でも「もうっ泣くなやぁー」って言われるかと思ったけど、ふとしおんの顔を見ると、、、

見たことないくらい優しい笑顔だった。

今は泣いて良いって言われてるみたいに感じてしまって、、、より私の心をきつくしめつけた。


きゅっと私の事を抱きしめたしおん。
しおん
しおん
…………
しおんはなにも言わなかった。。。

そのまま頭をポンポンされて、
しおんは一瞬優しい笑顔を見せて戻っていった。






さ、最後、、、、
まめちゃーーーーーん(T_T)

豆
あ、僕は大丈夫っす。
帰ってきてからにします。




え、、、、、
まさかの塩対応、、、、(T_T)



そのまま豆ちゃんの言うとおりノンハグでした。


一通りみんなとしばしお別れの儀式をして、、、
あなた
本当に絶対に無事に帰ってきてね!!
私は一番強く思うことを伝えた。

すかい
すかい
いや、、俺ら戦地行くわけちゃうわwww
しおん
しおん
もう戦時中くらいのテンションやんww
にっくきこの2人のこういうおちゃらけも
今は愛おしくてかわいいと思えるよ。。。
れんくん
れんくん
ははははwww
でも必ず無事に帰ってくるから、
寂しくて泣いたらいかんよ?ww
豆
俺ハガキ送るんで、
楽しみに待ってて下さい!


ツアー中おなじみのご当地ハガキ……
海外だと「ポストカード」かな??
あなた
うん、待ってるね。
豆
俺らがあなたさんの顔見たくなったら、
なおとさんのスマホ借りたら
あなたさんと話せますよ!!

え、、、、

豆ちゃんなんでそれ知ってんの!?💦



その話の追求する前に、
なおとさんの車が到着して
みんなは手を振りながら車へ乗り込んだ。




なおとさんからも
「いってきます」と一言をもらい、
私は走り出した車に手を降り続けた。















その走り出した車を見つめながら、、

ひょんなきっかけだったけど、、、

こんなにたくさんの大切な存在が出来るとは

夢にも見ていなかったと痛感した。








ただただ安全に帰ってきて欲しいと心から願う君たちは

あの日ここに越してきたがために出来た

私にとっての「突然出来た弟たち」となったよ。












私はその伝えられない気持ちを胸に

シーーンとする山奥のアパートの前で、

1人ずっと見えなくなった車を見つめていた。

















FIN.....












P.S.
あと一つだけ書きたいことがあります。
おまけとして書かせて頂きます。。。

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