自分の鍵でJO1ハウスの玄関を開けた。
目を赤くしてる蓮君が笑ってる……
まぁまぁ………
奨君の部屋のインターホンを鳴らしてみたけど、
中から返答がないから、
リビング部屋で待つことにした。
蓮君曰わくまだ撮影から帰ってこないと思うって……
リビング部屋にも誰にもいなくて、
真っ暗な部屋の明かりを点けた。
前は誰かしらいたのになぁ……
蓮君の話を聞いた後だからか
私もなんだか真っ暗な部屋が切なく感じた。
蓮君とおしゃべりしながら奨君を待った。
待つこと50分ほど経った頃……
「ガチャ…」
共用玄関が開いた音がした。
さすがに目の赤い蓮君を行かせるわけにはいかないから
私がリビング部屋から出て帰ってきた人を確認した。
扉を開けるとため息をつく奨君が玄関前に立っていた。
私が手を振り声をかけると、
びっくりしてるみたいだけどすぐさま笑顔になる奨君🌟
少し驚いてる様子の奨君、、、
確かに私からそんなこと言うことなかったからね(^^;)
さっきのため息はなんだったのか、、、
ケタケタ笑う奨君が部屋に向かって歩き始めた
奨君はきっと蓮君と私から
なんらかの報告と思ってるのかな……笑
リビング部屋の扉を開けて蓮君を呼んだ。
カチコチに固まってる蓮君………
気持ちはわかるよ…ww
って3人で奨君の部屋に入った。
私と蓮君は床にぺたんと座った。
奨君は真っ先にキッチンに向かって、
手を洗って飲み物を出してくれた。
いきなり本題の奨君……
なんかやっぱり私達からの
なんらかの報告だと思ってるっぽい……ww
蓮君と奨君の視線が私に集まる……
って一言ことわっとかないとね💡笑
あからさまにほっとした表情になり、
大声で胸をなで下ろしてる奨君。。ww
……やっぱりね(^^;)
蓮君は緊張してた面もちからいつものけたけた蓮君に早変わりした(´ー`)💡
奨君は「??」から一気に真面目な顔になり、
蓮君の方に体を向いて座り直した。
奨君!
奨君!!!!(T∀T)
本当奨君好きすぎる!!←
って奨君の顔を見ながら確かめるように話し始める蓮君
奨君は本っ当に真剣に蓮君の話を聞いている。
って最後の方は消えそうな声になる蓮君。
奨君は一旦深く返事をした。。
私はただ2人の話し合いをみていた。
本当は出て行けば良かったけど、
完全にタイミングを逸した💦
奨君も言葉を絞り出すように話し始める。
蓮君は奨君もそう感じていたとわかってか、
胸をなで下ろした様子だった。
と話したかと思うと、
蓮君はまた目から涙を流していた。
一生懸命涙を拭っている。。
って奨君は真っ直ぐ蓮君の元へ歩いていき、
下を向いて涙を拭う蓮君を抱きしめた。。。
本当に奨君はやっぱりリーダーだな。。
ちゃんとみんなで解決出来る方法を考えてたのね。
だからさっきため息なんてついてたのかな、、、
奨君が蓮君の背中をポンポンする中、
発された一言………
私も本当にそう思う。。。
「色々考えさせてごめん」
そんな一言が奨君がこのグループの
本当のリーダーだということを認識させてくれた。
蓮君が色々わかっちゃって、
色々考えちゃってたことも、
こうして話せばすぐ察してくれる奨君。
本当に素晴らしいグループだなって心の底から思った。
え、、いや、私は本当になにもしてません💦
なんで君がまた泣くのぉーー💦
蓮君の様子を見て笑いながら、奨君は言った。
本当にかっこいいよ、奨君。
誰が言うとんじゃって感じだけど、
思わずそう言わずにはいられなかった。。
奨君まで潰れたらもう元通りに出来なくなっちゃうから
って奨君は自分で考えた事を話してくれた。
さすがリーダーだな、、、
こういうこともメンバー間で話し合って決めようとするところが、本当に素晴らしいリーダーだよね。
急に自分何言い始めたんだろ、、、、←
最後は私の謎の発言により、
みんなで笑って話し合いは終わった様子だった。
それからグループでの話し合いをする日が決まったと奨君と蓮君から報告が来たのは、そう間は開いていなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!