第114話

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2021/01/12 13:12

女性スタッフさんに連れてこられたのは、
これまた女性スタッフさんしかいないお部屋でした。


衣装とかメイク道具がならんでいる控え室のような所。


「あなたさんも着替えなきゃ」
ってなおとさん言ってたから、
私も着替えるんでしょうか?←



スタッフさん方は気さくに話しかけてくれるけど
なんだかそわそわする……




しばらくすると
??「あなたさんですか?
はじめまして」
って部屋に入ってきたカタコトの中年の男性。


だ、、、誰、、、、??


私のキョトン顔を見て
??「ラポネエンターテイメントの社長の○○です。」









ひぇーーーーーーーーーー!!!!!💦









あなた
はっ💦あ、あの、、、
は、はじめまして、、、、💦

JO1と出会った初めの頃から私の立場を考えて、
何かあればここのスタッフって言っていいですよって容認してくれてた社長じゃないですか!?💦

社長「緊張しないでください。」
あなた
あ、あの、、、
初めからこのようにみんなと仲良くする事を容認してくださって本当にありがとうございます。
私は深々とお礼しました。

社長が容認してくれてるから、
私は彼らからたくさんの幸せを貰ってここにいます。
社長「いやいや、、、
いつもメンバーがお世話になってます。
面倒見てくれてありがとうございます。」

とても腰が低くて素敵な社長さんだな。。。
社長「それでですね、、、、
あなたさんに僕から直接お願いがありまして」

はいはい、、、なんでしょうか???
社長「うちの事務所で今後女性グループのデビューを考えたいんですが、なんせここのスタッフはJO1しか担当したことがなく、、、、」
ほうほう、、、、、、
社長「今日……あなたさんにうちのスタッフ……彼らのモデルになってもらいたいと思ってなおとに頼みました。」



まさかの、、、、、モデル!?💦




あなた
え、、、モデルだなんて💦
私そんな大したあれじゃないです!💦
「大したあれ」ってなんだよ、自分!💦笑
社長「いや、とてもお綺麗ですし、、
僕がデビューさせたいくらいです!
………お願い聞いていただけないですか?」

私もお世話になってきたようなもんだし、、、、



ここは承諾しよう。

社長のお願いですもんね!!!




あなた
お受けさせて頂きます。
社長はにっこり嬉しそうに目をキラキラさせていた。

本当に優しそうな方だな、、、、、



社長はそのまま部屋を出て行った。
「あとはスタッフに任せて」とのこのでした。

あなた
あ、、あの、、、、、
みなさん宜しくお願いします。
私は改めて女性スタッフさん方に挨拶した。



そこからはもう手取り足取り、
メイクさんやらヘアアーティストさんやら
スタイリストさんやらが私の目の前を駆けめぐっていく。



鏡の中の自分はどんどんK-POPアイドル風に化けていく。


みなさんすごいなぁー……←




私はただただ、、、どんどん変わっていく自分を鏡越しにぽやーっと見つめていた。





そして衣装さんが持ってきた衣装がこちらです。




いや!!!!

スカート丈!!!
お腹!!!
キラッキラ!!!!

これ私着たらもうNGじゃん!!!!!!
あなた
いや、、、、
これは無理です!!!!!
私は丁重にお断りしたけど、、、、

スタッフさん方に時間をかけて説得されました。






でもそれなら、、、、、
あなた
みんなには見られたくないです、、、、

女性スタッフさん
「みんなとは、、JO1??」
あなた
そうです。。
さすがに肌が出過ぎてて、、、
恥ずかしいです。

女性スタッフさん
「え、、、かわいい、、、、、
わかりました!!」






ということで女性スタッフ一名が外へ出て
私はその衣装に着替えることにしました。





着替え終えると、、、、、








スタッフさん方の「おぉーーー」
という声が響きわたりました。


そんなほめられるとなぁ、、、

満更でもなくなってきます。←





初めて見る自分の姿。


こんな服着たことないし、
こんながっつり強めのメイクしたことないし、
こんな高いヒール履いたことないし。





「堂々と行って来て下さい。
私たちの集大成ですから!!」


そのスタッフさん方、
一人一人の想いも背負ってる気がした。



私はスタッフさんにエスコートして頂いて、
胸を張って部屋を出た。


こけそうになりながらも、、、、笑




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