ゆじゅんの手術は
"失敗"
だった。
顔に白い布がかかったゆじゅんに何度も呼びかける
その横でじみんくんは私を見守ってくれていた、
……
そう言って私の肩にそっと手を置いてくれた。
人があっちの世界行っちゃった経験って、ゆじゅんで初めてだからさ…
中に先生が入って来る。
👨⚕️『お次はご家族の方々なので退室してもらってもよろしいでしょうか…』
最後にってゆじゅんの手を触った。
さっきとは違って冷たかった。
またあっちで会おうね。
ゆじゅんが微笑んだ気がする。
🚪
部屋を出るとゆじゅんの両親?と少し大きい女の人(多分お姉さん)がいた。
そうだよね。家族が1番辛いんだから。
そして、じみんくんは動かない私の手を強くつよく握ってくれた、
ほんと心強いわ…
SG side
あなた久しぶりに見たな…
っていうか目腫れてる。
しかもぱくじみんってやつと手繋いじゃってw
上手くいってんのかな
別に嫉妬とかしてないけどさ…
俺だってアイツの前でピアノ弾きてぇよ…
取られたくないよ…
恋じゃないけど…なんか
運命(?)ってやつ感じちゃった
🌷 最近末っ子のお話の方ばかりでこっちも更新できなくてごめんなさい(汗
両方読んでくださると嬉しいです♡←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。