しばらくすると、お兄ちゃんからまた電話がかかってきた。
プルルルル♪ プルルルル♪
ツリメ「ね!みんないいだって!」
あなた「え、ほんとに?!迷惑じゃない?」
ツリメ「全然いいって〜。遠慮せずにおいでよ!」
あなた「じゃあ今からいくよ?」
ツリメ「うん!迎えに行くね〜」
お兄ちゃんには今いる場所を伝え、そこで電話を終えた。
いきなり4人と暮らすなんてちょっと不安だけど、みんな優しいからな。
ー少し待ってたら、お兄ちゃんが手を振って走ってやってきた。
いつもはアホっぽいけどこういう時はほんとに頼れるお兄ちゃんだ。
ツリメ「あなた!お兄ちゃんが迎えにきたぞ〜」
あなた「ありがとね!!本当にどうしようと思ってた」
ツリメ「いえいえ〜。部屋はとりあえず俺と一緒になるけどいい?」
あなた「うん!」
ツリメ「よかった!じゃあ行こっか!」
歩いて10分が経ったくらいでアバハウスに到着した。
ツリメ「はい、とうちゃ〜く」
あなた「ここ!?でっか!」
マンションの外観を見たら腰を抜かすほどの大きさだった。
お兄ちゃんはこんないいとこに住んでるのか・・・。
ツリメ「でしょでしょ!笑 うえ上がろ!!」
玄関に着くまでは、最近の話だったりこれからのことを話したりした。
あっという間にアバハウスの玄関に着いた。
ツリメ「ただいま帰りました〜」
あなた「お邪魔しまーす」
そら「おかえり!久々!!」
リクヲ「あなたちゃん待ってたよー!!」
エイジ「よっ!おひさ」
3人とも暖かく迎えてくれた。
これからいい生活になりそうだな!そう思った。
ーしかしこの時、誰がこの後の生活を見越しただろうか・・・
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。