そう、今日10月13日は僕の誕生日
だから前々からテヒョンが忙しいはずなのに計画を立ててくれていた
そして、今日はその当日
やばい、そういえば朝、なんでこんな眠いんだっけ?って思ってたけど、それは僕も今日が楽しみ過ぎて、あと緊張してつい夜ふかししてしまったからなんだった、!
そして昨日の浮かれていた恥ずかしい自分を思い出した
それはテヒョンだよ……
今日だって、なんていうかオーラがすごい
そうやって僕の方に顔を容赦なく近づけてくるからこっちは心臓がもちそうにない状態になる
でも、まてよ?今日はこういうことが何回もあるってことだよね?
ちょっと、自分の心臓が心配になってきた
こうやって気持ちを隠しているだけでも辛いことなのに、1日近くにいるって大丈夫だろうか?
しかも、相手はこんなキラキラのイケメンアイドルだぞ?
だって、今日の事は僕もすごく楽しみにしてたけど、いざ当日になるとテヒョンにドキドキしちゃうので行けないです、
とはいえないしなぁ…
それも理由の一つではあるから嘘ではないよね?
そういって目の前で口を四角にして笑う彼はやっぱり僕が好きになってしまうほど魅力的な人でそれ以上に愛おしいと思った
気持ちを隠すとか、ドキドキとかそういうのはなるべく考えないようにして、今日は昔のように、2人で楽しく過ごせたらいいな、
そう思った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。