第4話

#4
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2023/01/31 03:55
コナンside

いつも通りの朝のはずなのに…
江戸川コナン
(何故か胸騒ぎがする…)
江戸川コナン
(なんでだ…昨日と今日で、変わった所といえば、あなたさんが家に来たっていうことだけど…)
.
コナン君…!
江戸川コナン
(まさか…あなたさんの身になにかあったんじゃ…!)
.
コナン君!
江戸川コナン
な…なんだ?
円谷光彦
なんだ?じゃありませんよ!
吉田歩美
さっきから名前呼んでるのに、全然返事してくれないんだもん!
小嶋元太
耳聞こえなくなっちまったかと思ったぜ
江戸川コナン
わっ悪ぃな…心配かけて
江戸川コナン
ボッーとしてただけだ
灰原哀
探偵さんがボッーとするなんて珍しいわね…
灰原哀
どうかしたの?
江戸川コナン
別に大したことじゃねぇんだけど…
灰原哀
いや…大したことじゃないのは分かるわよ…
江戸川コナン
は?
灰原哀
どうせ、変態スケベおやじのことだから、また気持ち悪い想像でもしてたんでしょ?
江戸川コナン
はァァ!?違ぇよ!
円谷光彦
え!?そうなんですか?
吉田歩美
どういうこと考えてたの?
小嶋元太
教えろよ!
江戸川コナン
だから、本当に違ぇっつーの!!
江戸川コナン
あ゛ぁ!もう!
江戸川コナン
家に帰って(確かめに)行ってくる!
円谷光彦
家に帰って行ってくるって…
小嶋元太
どういうことだ?コナン?
江戸川コナン
とにかく、行ってくるから!!
吉田歩美
あっちょっと!?コナン君!
灰原哀
俺は探偵事務所の入り口で立ち止まった
江戸川コナン
(見た感じ何も起きてないか…)
そう思ってドアを開けようとした、その時だった
江戸川コナン
…!?
ドアが開いて、知らないおじさんが出てきた
.
…!
江戸川コナン
ねぇ、おじさん誰?
.
おっ俺は、昨日探偵事務所に忘れて行った忘れ物を取りに来た者だッ…
江戸川コナン
忘れ物ってそれ?
大きすぎない?
俺は男が持っていた、ボストンバッグを指さした
.
えっと…これは…
江戸川コナン
なぁに?
.
こっこれから旅行に行くからそのためのものだッ!
.
いっ急いでるからどいてくれ!空港の時間に間に合わなくなる!
江戸川コナン
へぇ…つまりおじさんは、昨日事務所に訪れて忘れ物をしてしまった…
江戸川コナン
それで今日は旅行に行くから、そのついでに昨日忘れた物を取りにきたっていう訳?
.
あっあぁ…そういうことだ
もういいから早く通してくれ!
江戸川コナン
残念だけど、おじさんの言っていることには違うことがあるよ…
.
はぁ!?なんだよ!
江戸川コナン
だって昨日小五郎のおじさんは、テレビをみながら、酔いつぶれていたもん…
.
なっ!?
.
まさかお前、ここの事務所の坊主なのか!?
江戸川コナン
うん、そうだよ
江戸川コナン
それに僕、昨日は日曜日で学校が休みだったから、ほとんど事務所に居たけどお客さんなんて、誰も来なかったよ…
江戸川コナン
(まぁ…あなたさんなら来たけどな…)
.
チッ!
江戸川コナン
で、おじさんのバッグの中身は何なの?
江戸川コナン
まさか…人が入ってるなんて言わないよね?
.
…!?
んな、バカなことは!
江戸川コナン
やっぱりそうだよね〜!
俺はそう言った隙に、動揺している男のボストンバッグを取った
.
おっおい!?
江戸川コナン
中みるね〜!
.
勝手にみるな!
ぶっ殺すぞ!
俺は暴れそうになった男を、用意しておいた麻酔銃で眠らせた
.
フニャ…
江戸川コナン
ふぅ…用意しておいて良かったぜ…
俺は一息つき、ボストンバッグを開けた
江戸川コナン
(やっぱり…)
(なまえ)
あなた
スースー…
その中に入っていたのは、薬を嗅がされて眠っているあなたさんだった
江戸川コナン
(無事で良かった…)
俺はそう思ったあと、警察に連絡した

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