今日から私たちの学校では体育祭が始まる──
それもそのはず。
今日は、クラス対抗 雪合戦があるのだから!!
そう言って、志麻くんは私の手を握ってきた。
思ったより冷たい指先に驚いていると、センラがペイッと志麻くんの手を引き剥がしてしまった。
チラッと時計を見ると、とっくに8時を過ぎていた。
うらたんはサッと私の鞄を取ると、靴を履いて窓から飛び出した。
センラは私をしっかり抱き抱えると、うらたんの後を追って窓から飛び下りた。
返事をしないうちに、志麻くんは私をセンラから奪って抱きしめた。
言われたとおり、ギュッと掴まっていると、志麻
くんがフッと笑った気配がした。
私が目を瞑るのと同時に、4人は空に舞い上がった。
キーンコーンカーンコーン
うらたんが指差したほうを見ると、生徒指導の先生がこちらに走ってくるのが見えた。
そうこう言いながら私たちは教室に向かった。
あとがき
鬼滅の刃 最終巻買いました!
伊黒さん×蜜璃ちゃん 最高でした~✴️
来世で幸せになれて良かった!😭
それじゃ、おつりゅう!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。