~ 思い出に残ってるところで死のう ~
って 、ぱっと 思った 、
真っ先に思い浮かべたところ 、
家族でゆういつ笑顔でいれたところ
───── 海
近くの海 、 よし行こう 、
もう5時か 、 なんて思いながら海にきた
誰もいなくて気持ちいいんだよな 、
なんて考えてたら 、あっという間に着いた
あれ 、誰かいる 、 撮影 してる
どこかのグループか 、
どうしよう 、
終わるまで待とうかな
( メンバーは日本語すばらしい )
( ことにします . THE好都合 )
カタコトな日本語で話す 、韓国人らしき人 ?
… びっくりしたあ 、
もう 、そろそろ終わるかな 、
───── お母さん 、待っててね
『あの 、大丈夫ですか ?』
『そこの 、パーカー着てる子 ?』
あれ 、わたし 、パーカーだ 、
『そう !なにしてるの ?』
『出待ちみたいなのしてるの ?』
『じゃあ 、なんで ?』
『おいで』
え 、なにこの展開 ?
いきなり手掴まれてどっか連れてかれる
誘拐 !! やだ !
「グク !? なにしてんの !」
「だれ ?この可愛い子は 、」
なにこの展開 … !?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!