第100話

おもいで?
1,146
2023/03/11 02:43
望くんと口をきかなくなって数日が経った。
あたしの心はずっと沈んだままだった。
如月 澪
あなたの下の名前ー
(なまえ)
あなた
ん?
如月 澪
今日ちょっと話したいことあるから教室残っててくれる?
(なまえ)
あなた
如月 澪
誰もいないところでゆっくり話したいから、教室に誰もいなくなったら連絡して。部活抜けてくるからさ、
(なまえ)
あなた
え、大丈夫なの?
如月 澪
うん!大丈夫!
(なまえ)
あなた
…そっか…了解。
___放課後___
あたしは教室に誰もいなくなったことを確認して、澪に連絡をした。
あたしはふと、望くんの席の方に目をやる。
望くんとの思い出がたくさん蘇ってくる。
あたしは心にぽっかり穴が空いたような、そんな気持ちに陥っていた。





あたしは気づけば、泣いていた。
教室のドアを開ける音が聞こえた。
あたしは慌てて涙を拭い、ドアの方を見る。
そこには…













小瀧望
小瀧望
あなたの下の名前…?











(なまえ)
あなた
え…望くん…?


望くんがいた。

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