hj side
また、見てる。ここじゃないどこかを。誰かを偲ぶように、ひとりでいる。今日は特別に夏だから、タオルでも被って、だだの一瞬ボールの跳ねるコートから、隣からいなくなるのだ。
ようへいくんが何を考えていても自由だけど、もし「見送り」をしているんだったら、行かないと。部下のことなら尚更。それと、ようへいくんのほうがぽっくりいっちゃいそうで、危なっかしいし、亡くなった人のじゃなくて普通の発見者も兼ねてね笑
hj「いやー、暑いっすね。ようへいくん 」
yh「そうですね……。暑いしか出てこない 」
hj「ようへいくん俺まださ、来年もバスケやるから、参加してくれる? 」
yh「え、それは……はい、もちろん 」
hj「うん、ありがと。来年は週3回とかにしようかな笑 」
yh「もはや部活動じゃないですかそれ笑 」
yh side
たまにある社長の突拍子もない一言。暑さでヤケになったってことにしておこう。ヤケにしては随分優しいけどね。
さよならを振る手、悪手で止まってる。どうせ今は動けない。なにもかも茹だるような酷暑だし。なら僕も「ヤケ」に乗る。煩わしくて、蒸し暑い善意に。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!