第113話

色環の針は時計回り(diyh
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2023/10/29 15:12
di「あっ、暗い 」


yh「えっ、ああ……髪。冬なんで染めてみました 」


di「そーいえばようへいくんって、冬近くなると、暗くなるイメージある 」


yh「暗くなる笑 冬に近づくたびネガティブはおもろい笑 」


di「ネガおじ、ネガやふ? 」


yh「ネガおじはやだ笑 せめてネガやふにしてください 」


di「ネガはいいんですね笑 」


yh「まあ……誰にもあるもんですし。実際、今暗い色合わんなと思ってちょっと後悔中笑 」


di「え〜、色あってると思うけど。ブルーブラックでしたっけ 」


yh「ブルーブラックです。色は好きなんすけど……なんか、顔がイエベぽいから明るい色の似合う気がする…… 」


di「なるほどね〜。まあ、それはすきずきですし、ようへいくんの好みでいいと思いますよ。ただ…… 」


yh「? 」


di「綺麗だよ、黒。すごくようへいくんにあってる。特に青が映えて、1番綺麗 」


yh「綺麗だなんてだいちくん、俺にフィルターかけすぎです……。あと、こんなこと聞かれたら変に誤解されますよ…… 」


di「誤解から始まるのもありじゃないですか? 僕は誤解で終わらせるつもりはないですけど 」


立ち上がって手を伸ばすと、後ろに下がってしまう彼。良いって言ったのに。暗くても、活発じゃなくても、前に立てなくてもいいよなんて言ってくれたのに。深淵まで下りてきたのに、すぐ照らそうとして、明るくなろうとして、黒を無理やり塗り潰す。自分が寒色になるのを許さないように。パレット作るからさ。ようへい君が黒にも青にもなれるように。

後退りしようとするようへいの左手を、机に説き伏せるだいち。背ける体、ほんのり赤くなった頬、そこにかかるブルーブラック、手のひらから伝わる体温と共にだいちは思わず満足そうな顔をした。

di「うん、やっぱりようへいくん黒髪似合いますね 」

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