第21話

jeno × renjun
20,100
2023/01/25 17:03


r18
リクエスト🫶🫶


皆様のリクエストちゃんと見てます🫶
コメントを返すと見にくくなってしまうので返していませんが、特大の愛を持ってゆっくり消化させて頂きますね👍


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届いた。

ついに、自分の手元に。


「わ……………」


毒々しさすら感じるパッションピンクのペニスが二本、小ぶりなダンボールの中で輝いている。
包装からそっと取り出してダンボールをベッドの下に捨てるように落とすと、一本目のそれを手のひらで撫でながら感触を味わった。凹凸のある形に、自分の手よりも大きいサイズ。根元にあるスイッチを押すと、控えめに振動して音を立てている。

そう。
これがずっと、欲しかったのだ。

恋人のジェノが宿舎を離れて一人暮らしをしてからというもの、格段にセックスの回数が減った。仕事が活発な今では余計にそんな時間も作りにくく、分かりやすいセックスレスに陥っている。時々夜更けまで行われる仕事の後に誘う気にもならず、最近では恋人らしいことも何一つしていない。手を繋いだり身を寄せたりしたくらいで、そんなのメンバー同士のスキンシップと何ら変わらない。

そして自負する。自分はこう見えて性欲が強い方だ。

またこれも自負するが、自分は可愛い見た目をしている。ヘチャンは然る事乍らマークですら強烈な可愛がりをする程だし、スタイリストも気づき始めたのか可愛い衣装をよく用意するようになった。小さいわけじゃないが周りと比べれば小柄に見えるし、分からなくもないが。ないが、自分はれっきとした“男”だ。性欲は並にあるしセックスはしたいと思うし、溜まるものも溜まる。

だからこそ、今回はこの玩具の到来に歓喜している。
自分を慰める、第二の恋人たる存在。
これからはこの玩具達が相手だ。


ロンジュンは、二本のディルドを交互に見つめた。
床や壁に貼り付けるタイプか、自分で動かすバイブ式か。どちらも譲れない。床に貼り付けると騎乗位のような優越感を味わえるし、バイブ式はもう、未知だ。


「……よし、」


貼り付けるタイプはまた明日にでも。
一本をベッドの端に寄せ、今回使うバイブを手に持った。グロテスクな大きさとまではいかない。あくまで自分の恋人を意識出来る程度のサイズだ。
ロンジュンはパーカーを捲ってズボンのボタンとチャックを外すと、下着と一緒にするりと脱いだ。どうせ足指に汗をかいて嫌になるし、と靴下も脱いでしまえば、ベッド下に捨てたダンボール同様服も落とすように捨てた。四つん這いで数歩移動して棚からローションを取ると、長い間使っていなかった中身を奮い立たせるように容器を振ってぽちゃぽちゃと音を立てた。

まだローションを手に持っただけなのに、今から体内に入るものを想像して股間が熱く硬さを帯び始めていた。それと同時にキュッと期待するようにひくつく後孔。ロンジュンは喉をごくりと上下させながら、手のひらにローションを垂らした。

手のひらのローションを零さないようにしつつ、仰向けに寝転がって脚を開いた。誰も見ていないのにどこか小っ恥ずかしい気持ちになりながら、閉じている後孔を起こすようにローションのついた指で触った。


「、っん……」


ディルドがなくとも指で何度も自慰をしていた事もあってか、すんなりと指は飲み込みそうだった。二本の指はまんまと入ることを確認すると、待てぬ気持ちを抑えられず、ローションがついた手でディルドを掴んだ。念の為、そのディルドにもローションをつけていく。


「、っは、…………」


挿れる前から高ぶる気持ちに、吐息が漏れた。
トロ、とローションが先端から伝って落ちる。くぱ、と何度も欲しげに開く後孔へ、ディルドの先をあてがった。頭の中で思い浮かべるのは、恋人の姿。
先端をゆっくりと、後孔に押し付けるように進めた。


「ッんは、……、ぁ……」


つぷ、と亀頭部分が中に侵入していく。
頻繁に自慰をしていたとはいえ質量が違うらしく、少し強く押し入れなければ入らなかった。足の指に力が入り、息が止まりそうになるのを堪えてディルドを中へと進めた。


「ぁ…、ッ〜〜〜、っん…ふう、……」


難関を乗り越えれば、そこからはスムーズだった。
肉壁を割って進め、奥まで押し込む。久しぶりの、待ちに待ったこの快感。


「、っん、〜、ッ……ぁ、きもち、」


指じゃ到底適わなかった質量。
奥まで根元を加え込めば、次はゆっくりと引き抜いた。ぐちゅ、と控えめな音がする。今は誰も居ないし見てもいないから、声も出し放題だ。この妙な開放感が余計に興奮をかき立てて、玩具を動かす手は止まらない。


「は、ぁッ…んあ、ッ、…っふ、」


鼻から抜けるような声が漏れる。
迫り上がる快感に身体をふるりと震わせ、どんどんと体の体温が上がっていく。もどかしそうに熱を持つ肉棒を手持ち無沙汰に扱きながら、指でディルドを押して何度も挿入を繰り返す。
頭の中に浮かぶのは、あの恋人の姿。鍛えられた肉体に身体をぐっと捕まえられながら、何度も絶え間なく突き上げられるのが善かった。人より大きい肉棒に慣れるのは苦労したけれど、今となっては酷く恋しい。


「ぁ、ん゛ッぅ……、ジェノ、…ジェノ、」


小さく名前を呼びながら、ごろりとうつ伏せになった。しかし尻は高く上げたまま、膝をついて上半身だけを伏せた形で。顔をシーツに埋めて、溢れる唾液が染みる。くちゅ、と控えめに前を扱き、抜き挿しするスピードを早めた。


「ぁ、あ、ッあ、……、〜〜、ッんぐ、」


イキそうになるところで手を止めて、何度もその感覚を楽しむ。身体がガクガク震えて目の前がチカチカする。
トロ、と溢れる我慢汁を指で捕まえて、快楽に任せて手を動かす。乱れる息と共に勝手に出てくる声を部屋の中に響かせながら。


「ッ、……ぁ、いく、…、」


ぐちゅ、と指で奥にディルドを突くと同時に、ぱたぱた、と白濁液が飛んだ。


「、っん……、っふ、」


トロ、と勢いをなくしても尚溢れるそれが途切れたとき、そっと後孔からディルドを脱いで寝転んだ。
乱れる息を直しながら、暫く体を横たえて壁を見つめた。

やっぱり、ジェノがいいな。
自分で動かすのは、何だか終わったあとの虚無感が酷い。所詮はオナニーだって思わされてしまって虚しい。わかってる、その通りだ。こんなに盛ってるのは自分だけだってことくらい。仕事が詰まった毎日でもセックスがしたいと思う自分が悪いってことくらい。
だからこの玩具で我慢してるのに。このパッションピンクが、ひしめく自分の喘ぎ声が、虚しい。


「…はぁ、……」


ため息が宙に消える。
汚れたシーツを洗うのも面倒臭い。
この後、風呂に入って…それから…。

そっと体を起こして、目にかかる前髪を避けながら顔を上げて部屋の出口に目を向けた。


すると。



「えっ」



部屋の外に立ち尽くす、一人の男がしっかりと視界に入った。




「…ジェ、ジェノヤ」




黒いキャップとマスクをしたまま。
自分が待ち望んでいた、彼がいた。

いつから?

ロンジュンは咄嗟にディルドを背中に隠して、パーカーを引っ張って股間を隠した。しかしそれも気休めに過ぎない。


「ごめ、来てんの、気付かなかった…」


はは、と笑い声を零しながら言う。
扉の近くに立ったままのジェノは、その場に荷物と上着を置いて近づいてくる。指でマスクを取ってポケットに入れる。その動作を目で追いかけていると、不意にジェノの足の間に目線が止まった。

あ、興奮してる。


「ジェノ、」


ロンジュンが小さく名前を呼ぶと、ジェノはベッドの上に乗りつつ後頭部を手で引き寄せて口を塞いだ。前触れもなく侵入してくる舌が口内を容赦なく犯して、息継ぎなど二の次に、じゅる、と吸い上げてくる。


「ん、ッぅ、ッん、」


ロンジュンは、ディルドを手から離しつつ口付けに応えた。ジェノの帽子を脱がせながら、黒いスキニーの真ん中を押し上げる股間を布の上から手のひらで触って誘い込む。ジェノはそっと口を離して、欲情した目でロンジュンの顔を見つめた。

お互いに、ごくりと喉が鳴る。

何故宿舎に来たのかとか、いつから見てたのだとか、色々聞きたいことはあるけれど、今はそれどころじゃなかった。身体はあまりにも正直なものだ。今の今まで自慰をして果てていたというのに、いざ目の前に求めているものが現れればまんまと熱をぶり返して抱かれる準備を始めてしまう。ぎゅ、と腹の下が締まる感覚と、熱を持つ肉棒。無意識に、彼のそれに手を伸ばしていた。

スキニーのボタンとチャックを下ろして、下着から彼のそれを取り出した。先走りを指で伸ばして、青く浮き出る血管や、ディルドよりも勝るその肉棒を手で扱いていく。ベッドの上に二人して身を寄せ、ジェノはロンジュンの腰に手を回しつつ尻の間に指を差し込んでくる。

ロンジュンの手の中で、ジェノのそれを焦らすように触った。手では収まらぬ大きさの肉棒が、撫でる度に血を巡らせて痙攣しながら大きさを増していく。耳元で熱の篭った吐息がした。ジェノの大きい手のひらが、腕が、身体を捕まえたまま離さない。自分の手の中で脈打つ大きい肉棒は、自分が待ち望んでいたものだ。
二人は必要以上の会話を交わすことなく、ねっとりとした口付けをしながら膝立ちのまま身を寄せた。

ジェノはそっとベッドの上にあるディルドを取ると、ロンジュンの尻の間にぴた、と先端を当てた。


「俺にも使ってるとこ見せて?」

「み、みてなかったの…?」

「うん」

「うそだ」

「ほんと」


ジェノは低い声で笑い声を零しながら、そっとディルドを後孔に押し入れた。ロンジュンの手に、きゅっと力が入る。


「ん……、」

「緩いね」

「そりゃ、だって、…」

「いっぱいしてたもんね?」

「やっぱ、見てたんじゃん…!」


焦らすように入ってくる。
まだ根元まで飲み込んでないのに、亀頭部分を出し入れするのが堪らない。


「ぁ、…〜〜、っふ、ぅ」


自分で動かしてる時より、断然気持ちいい。
根元まで飲み込ませたら、一気に引き抜いてまた奥を突いた。怖くてあんまり自分で思うように出来なかった動き。


「っんぁ゛!や、まって、ゆっくり、…!」

「勃ってるよ」

「ん゛、…ッぐ、ぅ、〜〜、っ」


ロンジュンは暫くその快感に耐えるようにジェノの肩に額を擦り付けていた。気持ちいい。中が溶けるみたいに熱くなってる。でも、でも。


「、ねぇ、ッ…ジェノ、ジェノ」

「ん?イきそう?」

「ちが、っジェノ…が、いい」


こんな玩具じゃ、どうにも。
この玩具を買ったのだって、ジェノに見立てるためのものだった。こんな玩具に抱いて欲しいんじゃなくて、自分はジェノに抱かれたいし、一緒にイきたいのに。


「こんな、じゃ…いや、おまえがいい、」

「……ロンジュナ、明日」

「なにも、ない」


ジェノは、手に持っていた玩具をずるりと後孔から引き抜いてベッドの上へ捨てた。
一気にぐっと期待が高まる。ロンジュンは顔を上げて自分から口付けをすると、唇を重ねたまま一緒にベッドに倒れつつ脚を開いた。


「挿れていい?」

「ん、はやく…」


ジェノの髪を撫でながら、問われた言葉には耳元でそう返した。

後孔にぴたりと熱いのを感じると共に、ゆっくりと入り込む肉棒に腰が仰け反った。ジェノはロンジュンの身体を抱いて逃げないように捕まえながら、腰を容赦なく進めていく。


「は、ぁ゛、〜〜、っ…ぁ、」


この、体の中のものが押し上げられるような圧迫感。
中を埋め尽くす質量と、あの玩具じゃ届かなかった場所とか、感じられなかった体温とかそういうのが全部一気に入ってくる。

耐えられない。


「は、ッ、ぁやだ、だめ…、ぃく、」


ロンジュンは咄嗟にジェノの背中に手を回して耐えようとしたが、腹に飛び散った白濁液はパーカーを汚しながら広がっていく。乱れた息で上下する腹、首まで真っ赤にしながら絶頂するロンジュンに、ジェノは笑い声を零した。


「イったの?」

「っご、め」

「かわいい」


頭を撫でながら、あやすようにそう囁かれる。
しかし既に律動を始めている腰は、絶頂したばかりのロンジュンなどお構い無しに腸壁を割り入って前立腺を擦り、ずるりと引き抜くたびに持っていかれそうになる。


「ぁ、゛…!ん゛、〜〜、ッふ、…っ…あぅ、」

「ロンジュナ、締めすぎ…」

「だ、って、むり、」

「大丈夫だから」


力を抜かせるように、ロンジュンの肉棒をゆっくりと扱いて集中させる場所を移した。


「ん、上手」

「ふ、ッぅ゛、…んぅ、」


扱くタイミングと同時に腰を動かして、引き抜いて奥を突いた。どんどん緩くなっていく後孔に余裕が出たのか、ぐちゅ、と水音が目立ち始めていく。
肌のぶつかる音と、ローションや体液が糸を引いて潰れる音、二人の吐息が部屋中に響き渡っていく。二人以外に誰も居ないのをいい事に、ベッドの軋む音も肌を打つ音も、どれだけ大きかろうが止めることは無い。


「っん゛!ッぅ、ッはぁ、…ッあ、あ、…!」

「っ…は、」


身を捩って逃げようとする身体を追いかけるように、腰を掴んで上へ突き上げる。ロンジュンの半ば悲鳴のような喘ぎ声と、溢れる唾液で喉がぐっと詰まるような感覚。ぼたぼた、と唾液がベッドシーツに垂れた。
ロンジュンはベッドの柵に手をかけて、壁に手を当てながら後ろから追い込むように犯す快楽に耐えようと歯を食いしばった。気持ちよすぎて、気が何処かに飛んでしまいそうな気がする。


「ッぅ゛あ、ッあ、…っ〜〜〜、っは、」

「ロンジュナ、イく…?」

「いく、いく、」


ジェノが腰を動かす速度を早めて、更に追い込んでくる。背中にピッタリと肌を合わせながら、耳元に顔を寄せてくるジェノの頭を撫でて、下半身を埋め尽くすような快楽に目を瞑った。絶頂感に抗うことなく、音が、感覚が、全てが刺激するような快楽に身を委ね。

しかし。


「、ッ…は、ぁ…っぁ、まって、」

「ん、」

「で、でんわ、」


鳴り響く着信音に、ゆっくりと腰の律動を止めた。

ロンジュンは震える手で、応答ボタンをタップした。


「、っもしもし?」

『あ〜ヒョン、チソンだけど』

「うん、知ってる…どしたの」


今の今まで感じていた快楽から裏返りそうになる声を何とか抑えた。しかし、ジェノは我慢出来ずにゆっくりと腰をまた動かしている。


『へチャニヒョンと夜ご飯約束してるんですけど、ヒョンどうするかなって』

「あ、ッ…ぁ〜……うーん、っ……ちょっ、とまって」

『…?はい』


ロンジュンは携帯を顔から遠ざけると、ジェノの身体を押し返しながら小声で訴えた。


「今電話…!」

「うん……」

「っちょ、おねがい、まって…、もう、」


話を聞かない。
押し返したところで力の差も歴然。
ロンジュンは諦めたように、また電話に応じた。控えめな音で、ぐちゅぐちゅと鳴る音が聞こえないように声を大きくした。


「何時、くらい?」

『今が5時…なんで、7時くらいには』

「ッん゛、……っわ、かった、いく、」

『……じゃあ、あの鍋屋で』

「ジェノも連れてく、」

『分かりました』

「ッ……ふ、っジェノ、ねえ、いく?」

「まだ…」

「そっちのいくじゃ、ない…!」

『ヒョン?』

「ぁ、ごめ、」


こいつ。
ロンジュンは口を抑えて溢れる声を殺しつつ、どんどん激しくなる腰の律動にまた快感がぶり返す。イきながら電話なんて絶対に嫌だ。


『ヒョン、体調悪いですか?』

「え、?ッん、いや、?」

『……じゃあ、7時に来てくださいね』

「わかっ、た、切るね」

『あ、待って。あと1個だけ』

「なに!!!」

『ちゃんと換気して下さいね、んじゃ』

「ッん゛ぁ、あ…?なに、?え?」


ぷつ、と切れた電話は、虚しい音を立てて画面が戻った。チソンの言葉に眉を寄せて首を傾げていたのも束の間、電話を切ったのを皮切りに、ジェノは一気に腰を揺らした。


「ぁ゛!ッや、゛ぁ、…あ、んぁ゛、!」


ジェノはロンジュンの両腕を掴んで上体を起こし、ピッタリと身体を密着させて腰だけを動かして突き上げた。


「っぅ゛、〜〜、ッん゛、…!」


ばちゅ、ごりゅ、と、耳に届くような音が五感を巻き込んで犯してくる。両足を内に寄せながら、襲い来る射精感には声が詰まりそうになった。
ジェノの大きい手のひらが下腹部に当てられて、指で撫でながら絶頂感を煽ってくる。


「ぁ、゛いく、ッん゛いく、ジェノ、…!」

「ん……」


ジェノの顔を寄せて、口付けをした。
両手を拘束するように握られたまま、奥を突かれると同時に果てた。ベッドシーツに飛ぶ白濁液と、奥を満たすように吐き出される熱い液体。


「ッふ、…ー、っ…ぅ、…ふ、」

「…ロンジュナ、……かわいい」

「ん……」


時間は5時10分。
まだ間に合う。

間に合うし。


「…、ねむい、」

「……寝よっか、ちょっと」

「ん……」



まだ、まだ…まだ大丈夫。



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「一時間遅刻って馬鹿じゃないの?」

「「ごめん」」


ご立腹のヘチャンが、店の前で両腕を組んでそう言った。横で“どうどう”と落ち着かせようとするチソンは、何かを察したように苦笑いをしている。


「まあいいや、入ろ」

「ごめんてヘチャナ」

「奢りな」

「はい」


並んで店に入るジェノとヘチャンに着いて入ったロンジュンに、チソンが小声で言った。



「ヒョン、すいません」



「ん?何が…」



「その、電話しちゃって」



「いや別にそれは」



「してたんですよね?」



「えっ」



「しましたか?」



「な、なに」



「換気、ちゃんとしましたか?」



「チソンア」



「におい、籠るので」




「……」




「気を付けてくださいね」




「……はい」

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