第3話

言い争い テオくんside
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2018/01/20 15:21
そーいえば今週の日曜日で1ヶ月記念日じゃん!
じんたんに日頃の感謝をこめて好きなの買って上げたいしどっか出かけようかな!
俺はじんたんに声をかけた。
テオくん
ねえ、じんたん。
今週の土曜日出かけない?
じんたんが行きたがってた服屋行こうよ!
そんで、次の日は記念日だから家でお祝いしよ!
じんたん
あー、土曜日はみやとの予定入ってるんだよね…ごめん。
でも、日曜日は大丈夫!!
ピザとか頼んで二人でワイワイしよ!!
ほら、まただ。
またみやとだ。
俺は耐えられなくてついに思ってもないことも含めて自分の本心を口にしてしまった。
テオくん
え、またみや?
最近多くない?
記念日の前日も一緒に入れないの?
てか、じんたんの恋人って俺だよね、なんで恋人の俺よりもみやの方が最近一緒にいるわけ?
意味わかんねぇんだけど。
じんたん
え、テオくんどしたの急に…
みやよりもテオくんとの方が一緒にいるじゃん!!
なんでそんなこと言うの!?
みやとオレの関係疑ってるの?
俺はちゃんとテオくんが好きだよ!!
テオくん
いや、好きとかじゃなくてさあ。
…はあ。
もおいいや、好きにすれば?
みやのとこでもどこでも行けよ、もお。
勝手にして、俺も勝手にするから。
じんたん
っ…!!
なんだよ!!その言い方!!
分かったよ。いいよ、好きにするよ!!
もう、テオくんなんか知らない!!
じんたんの声は少しずつ震えていってた。
最後は涙声だったから泣いてたんだと思う。
本当はこんなこと言いたかったわけじゃない
こんな思いをさせたかったんじゃない。
じんたんがドアを乱暴に開けて出ていった音を聞いたあとでものすごく後悔した。
すごく大人気ないことしたけど、じんたんも悪いんだよ…。

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