『いらっしゃいませー』
気づけば28歳。
立派な大人
蘭「ご注文伺いますね」
竜「オムライス1つ!」
『はいよー』
私は
蘭と竜胆が働けるようにって
店を開いた。
大変だったけど
お客さんが笑顔で帰っていくのが
本当に嬉しい。
また来てくれるといいな
なんて思う。
蘭「ん、これ」
『あぁ、レシートね』
竜「疲れたぁ!!!」
『お疲れさん笑』
竜「俺も料理覚えたい!!!!」
『おぉ、覚える?笑』
九「竜胆には無理だろ」
春「ココの言う通り〜」
竜「あぁ?!」
蘭「うちの弟いじめる気?」
『はいはい、やめなさい』
鶴「ただいま戻りましたー」
『あ、買い出しありがと!』
鶴「たまご格安だったよ」
鶴「あと、おばちゃんがおまけで1パックくれた」
『ラッキーじゃん!』
竜「次、買い出しいくもんっ」
蘭「俺と行こーね♡」
春「次、俺だし!!!」
『はいはい、春千代は台所の掃除でしょー』
春「、、、、、、、はい」
最初は
蘭と竜胆だけ
いれるつもりだったけど
よくよく考えれば
この人達も
雇ってもらえるかが
心配になってしまい
もしもよかったら、、、、
って雇った。
お陰様で
助かってます😭
千「あなた来たぞー」
『あ!千冬じゃん!!!』
虎「ども、」
『おぉ、一虎〜』
春「、、、、、、」
『ん、春千代お水』
春「はい!」
千「すっかり、店長だね笑」
『そー?笑』
千「うん笑」
千「あ、あとね」
『ん、どーした?』
千「たけみっち結婚するからさ」
『え?!ついにか!!!』
蘭「結婚、、、、、、」
竜「よくわかんね、、、、」
九「いいから、手伝え」
千「よかったら、来ない?」
千「てか、来てよ笑」
『いくいく!!!!』
千「よし、たけみっちに伝えておくよ」
『ありがと!』
マ「よっ、あなた」
ケ「よっ」
『マイキーにドラケン!!!』
マ「旗付きオムライス!」
『あ、了解です笑』
ケ「やっぱ、ここ落ち着くな」
『そーなのかな?笑』
だいぶ、
騒がしい奴らしかいないけど、、、、笑
ケ「アイツらをまとめてるあなたがすげぇな笑」
『ん、春千代たち?』
ケ「うん笑」
『まぁ、色々あったしなぁ』
マ「でも、笑顔だからいーじゃん」
『笑顔、、、、、、』
マ「みんなが笑っているだろ」
『そーだね!』
蘭「お待たせしました。旗付きオムライスです」
マ「うわぁ✨」
ケ「早く食えよ、バイク直さなきゃいけねぇし」
九「ゴミ出し行ってくる」
『はいよー』
客「よろしいかな、、、、?」
『はい!』
あの時
想像していた未来とは
少し
いや
だいぶ違うけど
私は間違った道になんて
行ってないって言えるよ。
蘭や竜胆。
春千代にココにかくちょー。
千冬に一虎。
マイキーとドラケン。
ヒナにタケミチ。
素敵な人に出会えたと思う。
自分はずっと
生まれながら最悪な人生だと思ってた。
だけど、
こんなに素敵な人達に出会えた。
いい環境に恵まれていたんだな。
これからも
この先ずっと
蘭や竜胆と過ごす。
それだけは
絶対に譲らない。
『あ、蘭』
蘭「ん、なーに?♡」
『You are the one !』
蘭「どーゆー意味?」
あの時から
ずっと変わってない
この気持ち。
『ん、貴方が1番って意味だよ』
蘭「愛してる」
『どストレート笑』
蘭「本当だもん」
『ん、うちもだよ』
この幸せを
今もこの先もずっと
噛み締めていたい。
私は幸せ者だ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。