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2021/07/03

第3話

2
桃sied 






そして今日もカッターを手に取る、、


スゥーーー

ポタポタ…

すぐに腕が鮮明な赤色に染まり、、


グサッ…
ッ…


深くまでやりすぎたせいか、血が止まらなくなってしまった。。。
あははッ…


そんな光景でさえ、、今の俺には美しささえ感じる…………

こんなはずじゃなかったのにな…


ぽつりと呟き、もう一度強くカッターを持つ手に力を入れると、、、


[ピーンポーン]
ビクッ…


不意にインターホンが鳴る。。


無視をして、続けようとするが……


[ピンポーン]


音は鳴り止まない。。。


うざったくて、画面を確認すると…そこに映っていたのは、、

親友である、「ころん」だった。。


しょうがなく血を止め包帯を雑に巻き、薄い上着に袖を通し…


水色の彼が立っている玄関へと、足を運ぶ。


(ガチャ)
んで、何の用…?


俺が出るや否や、持ち前の子犬のような笑顔で…
来ちゃったw
来ちゃったじゃねぇよ…w


一応、コイツの前では明るく振る舞っているつもりだ、、


だがこれもいつまで続けられるかどうか、、だから早くコイツを追い出したい。。
じゃあ、かえっ…
お邪魔するね?
ちょっ…?


俺の話に聞く耳を持たずにズカズカと人様の家に入っていく、、


そして一番見られたくない物に、、、
え、、
床が真っ赤…っ?
えっと…

俺のリスカ後の血だらけの部屋に、呆然と立ち尽くすころん。。。
これはっ…
…さとみくん
辛いんですか…?


目にいっぱいの涙を溜めて、そう小さく呟く。。。
俺はッ…


気付くと、目から熱いものが込みあがり……すぅーっと頬をつたう。。。


そして同時にふわっとした暖かい物に優しく抱き締められた。。。
さとみくっ…
苦しかったねっ…グスッ


俺より一回り小さな体で、俺よりも顔をぐしゃぐしゃにして泣くコイツを見て、、


溜まっていた感情が、途端に糸が切れたように溢れ出す。。。
いっつも寂しくてっ…消えちゃいたい、、
俺はっ、、俺はどうしたらいいのっグスッ
そっかぁ…辛かったねッ


そう無理して笑って、優しく背中を撫でてくれる。



そうしてから、目線を上げて強く俺のことを見つめてから、こう言い放つ…
寂しいなら、僕が一緒に居てあげる
だからさ、こんな事もうやめてほしい…


ころんが指すこんな事とは、「リスカ」の事だろう。。。

リスカを辞めるのは、、正直言って辛い。。

でも、ころんが一緒に居てくれるのなら、、、




……わかった


そう振り絞って出た言葉に安心したように、溢れ出た彼の笑顔に俺は…



「恋」をしてしまったのだろう。。。