日曜日
いつもみたいに、お昼に皆んなでご飯を食べていた
謙 パクッ…???
パクッ…????
なんか、おかしいな…
ご飯を食べながら、異変に気付いた
すると、駿も気付いたようで
駿「謙杜?どうした?…体調悪い?」
謙「うーん…味覚が変で…」
みぃ「もしかして…コロナ!!!」
謙「え?!」
駿「まぁ、確かに…コロナやと味覚変わったりするもんな…無理して食べたらあかんで?」
謙「うん…とにかく明日、検査受けてみようかな?…みぃも駿も移しちゃあかんから駿の部屋借りるね?」
駿「大丈夫か?しんどくなったらいつでも言えよ?」
謙「うん。ありがとう😊」
みぃ「すぐ会える?🥺」
謙「そうやな。コロナやなかったらね?😊」
みぃ「みぃ、待ってるね?🥺」
みぃは駿に抱っこされて僕に手を振った
僕は手を振り返し、駿の仕事部屋に向かった
最近は、コロナの影響もありリモートでの仕事が増えた駿のために一つの部屋を仕事部屋にした
布団を引き、熱を測るが熱はなさそう…
謙「とりあえず、、寝るか…」
僕は数分もたたないういうちに眠りについた
コンコン
駿「謙杜ー。」
謙「ん……しゅん?」
ドア越しに駿の声が聞こえてくる
駿「大丈夫か?ご飯作ってといたから食べてな?」
謙「うん…ありがとう」
僕は駿がいなくなったことを確認した後、ご飯をとる
謙「オムライスか…ッふふ🤭」
俺が昔から好きな料理を作ってくれるところが駿らしい
僕はフォークを持ち食べようとしたのだが…
謙「ッう…」
大好きな匂いやのに、胃がむかついてくる
僕はトイレに駆け込んだ
ドタバタッ
謙「ッケホッケホ…っうえ…」
トイレで吐いていると、心配して駿が飛んできた
駿「大丈夫か?!」
謙「ッうぇ…ッケホ……」
駿は吐いてる僕の背中を優しく撫でてくれた
駿「…なぁ…もしかしたらさ……妊娠した?」
謙「…え?」
駿「最近、ヒートも来てないよな?」
謙「う、うん…遅れてるだけかなって思ってたけど…でも、みぃを妊娠した時も胃がむかついてたから…そう、かも?」
駿「熱もないし、吐き気と味覚が変わったってなったら…俺、薬局行ってくる!!」
謙「ちょっ!しゅん!」
僕はとりあえず口をゆすぎ、廊下を歩いていたらみぃと会った
みぃ「あ!ママだ!!パパどこ行ったの?」
謙「パパはお薬屋さん行ったで?」
みぃ「ママそんなに悪いの?!
やだぁ。うぇぇぇぇえん」
謙「みぃ?ママは元気だよ?
ちょっと気持ち悪いだけやから」
みぃ「っふぐ…ほんと?…気持ち悪いのどっかいけ…えい!」
みぃは、そういってポイポイ投げる動作をする
僕はたまらずみぃを抱きしめた
謙「ありがとう。元気になっちゃったー♪」
みぃ「ほんとー?!やったぁ🤭」
みぃは抱きついたまま離れない
僕も抱きしめ返し戯れていたら…
ガチャッ ドタバタッ!
駿「謙杜!!」
謙「あ、しゅん笑」
みぃ「ぱぱ!ママもう元気になったって!!」
駿「はぁはぁ…そうか、それはよかった
謙杜、これ!試してみて!!」
妊娠の検査キットを渡される
謙「そんな急がなくても笑」
駿「いいから!!」
謙「はいはーい笑」
そして、結果が出てリビングに行く
ガチャ
駿/みぃ「どうやった?!」
謙「赤ちゃん…いるみたい笑」
駿「しゃぁぁぁああ!」
駿は俺を思いっきり抱きしめる
みぃ「みぃも!みぃも!」
駿「みぃ!おいで!!!」
みぃ「ちゃぁぁああ!!」
ぎゅううううう
3人で喜びを分かち合う
駿「明日、産婦人科に行こう!」
みぃ「みぃも行く!!!」
謙「ふふ😊」
次の日
in産婦人科
受け付けにて…
受付けの人「次の人…」
みぃ「先生!みぃ、お姉ちゃんになる?!
なる?!」
駿「男の子ですか?女の子ですか?双子ですか?」
受付けの人「はい?!」
謙「もう!2人とも!!ちょっと、黙ってて!」
受付けの人「ふふ☺️順番に呼びますのでお待ちください」
謙「わかりました」
そして、自分の番が回ってきて僕だけ診察室に入る
先生「おめでとうございます。赤ちゃんいますよ😊」
謙「そうですか😊」
そして、診察室を出ると…
駿「どうやった?」
待機していた、駿とみぃが勢いよく駆け寄ってくる
謙「赤ちゃん、いたよ?」
みぃ「みぃ、お姉ちゃんになる!!!やったぁ!!!!」
駿「みぃもお姉ちゃんだな!ふふ。謙杜、ありがとう」
謙「ふふ。にぃたちにも報告やね笑」
駿「それより…」
ぎゅうううううう
駿「今は3人で祝おうぜ笑」
謙「ふふ。だね笑」
そして、家に帰りみぃの大好きなケーキを買い3人で食べた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。