［あなた視点］

毎日、震える手でLINEを開く。

忙しいはずなのにこまめにLINEをくれる。

嬉しくてつい、だらしない顔になる。


友達「最近いいことあった？気持ち悪いくらいニヤけてるけど。」

あなた「初恋のお兄ちゃんとLINE交換しちゃった。」


東海オンエアのりょうくん、なんて言ったことはない。私にとってはいつまでも私を助けてくれた優しいヒーローだったから。


友達「へー！よかったじゃん。どう？」

あなた「…おはようとか、とてもとてもたわいない会話しかないです。」

友達「…ご飯とか誘いなって、いつまでも妹だと思われるよ？2年ぶりで変わったあなたちゃん、の方が意識してもらえると思うけど？」

あなた「そっか、がんばる…。」

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友達「だめだってそんな回りくどいLINE！そんなんじゃLINEだけで終わるって！」

あなた「これが精一杯なの！…これでじゃあご飯行こってならなかったら脈なしってことで妹として生きる…。」

友達「あんたさぁ…。」



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［LINE］

［あなた：お兄ちゃん、忙しいかもしれないけど空いた日にでも岡崎の美味しいご飯屋さん紹介して欲しいな。友達が来てくれた時に教えてあげたいの。］

［りょう：いいよ！土曜とかの方が都合いい？ちょうど行きたかったところあるから一緒に行こうか。」

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休み時間に送ったLINE、5分10分で返信なんて来てるわけないかと思って開いたから、

まだ講義中なのに声が出るほど嬉しかった。


友達「やったね。笑」

あなた「うん…！服買いに行こ？」

友達「仕方ない、今日は友達のためにバイト休んで選んであげよう！」

あなた「ありがとう〜！！」

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３日後の土曜日が楽しみで眠れない。

友達と買った大人っぽいワンピースを見つめてニヤけてしまう。

早く、会いたいな。