第53話

ご機嫌取り[七夕]
658
2020/03/30 09:27
[としみつ視点]

ケーキ食べたーい!つーくんが選んだやつ!

ってLINEが来た。早速検索してお店に行くと女の子ばかりで恥ずかしい。

店員さんがテキパキと教えてくれた。

本当は少し前にいちごのタルト食べたいって言ってたの知ってたから決めてたのに照れ隠しで何がいいか分かんないとか言った。

ミケが舐めてもいいように豆乳クリームにしたし喜ぶ予感しかしない。

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あなた「わー!なんで!苺タルト食べたいと思ってたの!」

としみつ「あなたちゃんのことならなんでも分かるからなぁ。」

あなた「天才!ちょっとそっちのも一口ちょうだい!」

ミケ「にゃ…。」

としみつ「ほら、お前が舐めてもいいように豆乳クリームにしたぞ。まずは少し舐めてみたほうがいいらしいからちょっと食べて様子見…。」

あなた「もう!ミケにばっかりかまって!笑」

としみつ「最近こいつ仲良くしてくれるからつい。笑」

ミケ「にゃむ。」

あなた「ミケ、美味しい?」

ミケ「にゃー!」

としみつ「そうかそうか、予約したら猫用のも作れるみたいだから待ってろよ〜!」

ミケ「にぁーん!」

あなた「…嬉しい時の声だ。笑」

としみつ「そうかそうか、嬉しいか。笑」

あなた「しあわせー!さっきケーキ屋さんの名前見たけどここ有名なとこだよね、トッピングできるとこ。」

としみつ「そう、だから苺てんこ盛りって言った。ちょっと恥ずかしかったわ。笑」

あなた「今度私も行ってみよー。」

としみつ「多分ワクワクするよ。キラキラしてたもん。」

あなた「…明日行こうかな。」

としみつ「いや、今日食べたから来週くらいにせん?笑」


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子供みたいにはしゃぐから待ってる間に撮った写真を見せた。この内装のデザインやったの誰だろう、ケーキのシステム考えたのは誰だろう、照明の当て方も最高、なんてケーキ以外のことを言い出すあたりは本当に仕事が好きなんだなって思う。

そういうところも好き。

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