第13話

テストの次は
361
2020/11/12 12:45
_______________テスト返却日
京治が教えてくれたからか、今までよりは断然手応えというか自信がある
最初は数学。
先生「赤根さん」
あなた「っひゃいっ!」
あぁ……声裏返った…恥ず
恐る恐る名前の横を見る、と
_______________59点…!
転校してくる時のテストより10点以上も上がった!!!
やっぱり京治のおかげかな…?




そのあとも返されたテストは赤点はひとつもなく、全部50点以上は取れた
周りからすればそこまでいい点数とは言えないけど、今まで赤点か赤点ギリギリだった私にとっては結構高い。
お礼、言わなきゃ_______________!
あなた「赤葦君、赤葦君!」
赤葦「?」
あなた「全部、赤点回避成功!!!赤葦君のおかげ!!ありがとっ!」
赤葦「良かった、これでみんな合宿行けるね」
あなた「木兎さんも大丈夫だったの?!」
赤葦「うん。数学がギリギリたったみたいだけど、大丈夫だって。今猛スピードで走って伝えに来た」
あなた「猛スピード……まぁでも、ほんとにありがとう!」
京治は相変わらずの無表情で、でもどこか嬉しいような顔をして「うん」とだけ答えた












あなた「雪絵〜!かおり〜!」
放課後、部活の時間になって速攻体育館へ向かい、かおりと雪絵に赤点回避を報告。
2人ももちろん赤点ではなくて、ほんとに合宿に行けるんだと改めて実感した。
その後、監督が来てテストも終わったからと合宿の話に入る。
監督「……それで、その日の集合時間は朝5時な。遅れるなよ」


_______________なん、ですと


テストが終わってやっといけると思ったら
今度は朝寝坊が心配
この前寝坊したし……
5時って、、5時って、、何時に起きればいいんだよ……



あなた「うぅ…かおり〜どうしよう」
雀田「何が?」
白福「なんで半泣き?」
あなた「5時に来れる自信がない」
雀田「あぁ〜。もうそれは頑張って起きるしかないでしょ。私が起こせる訳じゃないし」
白福「一緒に住んでる訳じゃないしね〜」
まぁ、そりゃそうなるよな……
いくらいとこでも雪絵の言う通り一緒に住んでないし…
一緒に、住んで……
あなた「あぁ!分かった!」
雀田「何が?」
あなた「私が、合宿前日にかおりんち泊まり行けばいいんだよ!」
白福「あぁ!それいいかも〜あなた名案」
あなた「だしょだしょ?!どうよっ!」
雀田「多分大丈夫だと思うけど」
白福「え、じゃあ私も泊まり行く」
あなた「いいよ〜いいよ〜」
雀田「なんであんたが答えんの」
あなた「え、じゃあ雪絵はダメなの?」
雀田「そうじゃないけどっ……」
白福「じゃあ決定〜」
あなた「決定〜!」
よし、これで安心して合宿に行ける……!

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