第5話

💙,5
1,684
2020/10/10 15:14
あなたside



家の前に着くとまだ暗い家



翔太まだ帰ってきてないか…




暗い家の中に入り
ゆっくりリビングに行き電気をつける


『うわ…びっくりした…』


電気を付けると
疲れきった翔太がソファーで寝ていた



そんな翔太に毛布をかける


『お疲れ様…』


翔太の頭を優しく撫でる



翔「…んっ…」


そんな私に気づき目を覚ます翔太


『あっ…ごめん…起こしちゃった?』


翔「ううん…あなたおかえり」


そう言って眠そうに目を擦りながら
私を見る


『ご飯たべる?』


翔「いらない…ここにいて」


そう言って私に抱きついてくる


翔「ふふっ…いい匂い…」


そう言って私に抱きつき顔をスリスリしてくる


『どんな匂い?』


そう私が聞くと
パッと私の方を見て


翔「パーマ剤の匂いがする」


と言って笑う


『それいい匂いじゃないじゃん!』


そんな翔太を見て私も笑って言うと


翔「仕事から帰ってきたらこの匂いがするから」


翔「俺はこの匂いが落ち着くの…」


そうやった甘えたようにまた抱きついてくる


私も翔太に抱きつきながら
優しく翔太の頭を撫でると
ウトウト眠たそうな顔をする


『ふふっ、眠いの?』


私が翔太の顔を覗き込んで言うと


翔「ふふっ、あなたが居たら落ち着くね」


そう言って眠たそうに笑った


『可愛い…』


ファンの皆は
翔太の事を5歳児って言うけど



私の前の翔太は3歳児です…




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