いつかのあの事件を思い出す。
私がお風呂から出るとなぜか私のパンツ争奪戦になってたあの日の夜。グクオッパの部屋に連れ込まれて、犯されかけたんだったっけ。
ジンオッパはグクオッパとは違って焦らすことなく最初からたくさんの快感をくれる。
今はもう消えた太もものキスマーク。
ジンオッパは本当に悔しそうな顔をして、私の首元に噛み付いた。
ガリッと軽く噛んでから、柔らかい舌で舐め上げる。綺麗についた、って嬉しそうに笑うジンオッパ。
するすると脇から脇腹へ、骨盤へと滑っていくジンオッパの大きい手。胸やお腹にたくさんのキスを落としていく。
同時にキスマークも付けられて。
気づけば、上半身だけでも赤い花が沢山咲いていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。