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ちらりとテテオッパを見やると、ジミンオッパとスマホゲームについて話しながら片付けを手伝っている。
目が合うとニヤッと小さく笑い、ポケットに手を突っ込んだ。口が動いた。
カチッ
そう言って優しく肩に触れてエスコートしようとしてくれるけど、それすらも敏感になってしまっている体には刺激になって。
ああだめ。
怪しまれてしまっている。
どうにかソファまでたどり着き座ったものの、オッパ達はみんな不思議そうにこちらを見ている。
ジンオッパなんか、すこし頬を赤らめてちらちらと見てくるからきっと気づいたんだろう。
大丈夫。
もうちょっと我慢すれば…っ、
ぶるっとテーブルの上の私のスマホが震える。
そこには、もうイッてしまいそうな私にはあまりにも酷なメールが届いていた。
…
…
残り、5人。
グクオッパ、ジミンオッパ、ナムジュンオッパ、ホビオッパ、ユンギオッパ。
あと、1時間1分もこの快感に耐えねばならない。
オッパ達に気づかれることを想像して、少し…
そこが濡れてしまった気がした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!