あなたside
吸血鬼なんて
美しい姿とは聞くけど
そんなのウソだ
醜くて嘘つきで汚い
先生「吸血鬼は夜にしか外に出れないのは半分合っていて半分間違っている」
先生「吸血鬼は夜の方が行動的だが、昼でも行動はできる」
ソヌ「ねえねえ」
冷たい子が話しかけてきたの?
「なに??」
ソヌ「教科書間違ってる」
そんなソヌは教科書も開かず、机に腕を置いている
なんであなたは教科書すら開いてないのに分かるのよ笑
「あ、ありがとう笑
ソヌは教科書ださないの?」
ソヌ「出さない
授業面白くない」
それは誰だって一緒よ
「みなくてもわかるの?」
ソヌ「まあね」
そのままソヌは寝た
そういう能力なのかしらね
羨ましいわほんとに
そのまま吸血鬼の話を聞き流して過ごした
サリ「あなた~」
「ん?」
サリ「ご飯たべよ」
「いーよっ」
サリ「屋上行きましょ」
「はあぃ」
サリ「ソヌ、どう?」
「なんで、、?」
サリ「ソヌ、結構周りから離れがちで、、いい思いしない事とか結構あると思うんだけど」
「確かに冷たいけど、サリがいい人って言ってたから離れはしないかなっ」
サリ「そう?!ありがとう」
「なんでそんなに、、?」
サリ「ソヌは私を助けてくれたからそんないい人を地獄に落としたくないのよ」
「う、ん、」
サリ「このことはいつか言うわね
ご飯食べましょ」
皆秘密は必ずある
サリだって
ソヌだって
私だってね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。