第17話

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2023/03/24 12:11


















今日は 急遽昨日 キンプリで


" スノボ行きたくね? " という展開になり


スノボしに来てます












        流石経験者  の  紫耀は


スルスルと滑って かっこいい









なのに私は 立つこともできず


ボードをつけたままずっと 座ってる









それに気づいた紫耀が


声をかけてくれて













紫耀 「 俺が手繋ぐからゆっくり滑ろ 」








あなた 「 わかった 、! 」











滑ってみると 思った以上にスピード出るし


足が重くて言う事聞かないし


止まれないし 怖すぎる












あなた 「 え ねえ紫耀どうやって止まんの !? 」








紫耀 「 はい 手放すよ !! 笑 」








あなた 「 ちょっと ! わかんないって!! 」













何も分からない私は



おしりから後ろに転んで



上から滑ってくる人に ぶつかりそうになる








紫耀は しっかり見てくれてて



滑ってくる人が 近づいてくると 駆け寄ってきて



急いで私とボードを 抱き抱えてくれた











あなた 「 ごめん 、紫耀 」







紫耀 「 スノボ怖いもんね 笑 」








あなた 「 私みんなのカメラマンする!! 」












ほんとはしたかったけど



迷惑かけてまでしたいと思わないし



みんなの楽しそうなところ見れるだけで十分











紫耀 「 折角来たのに勿体ないよ 」







あなた 「 でも迷惑かけちゃう 」








紫耀 「 大丈夫 俺がサポートするから 」









あなた 「 ありがとう 、笑 」



















紫耀 も折角プライベートで



みんなとしたかった はずなのに



初心者の私をずっと サポート












紫耀 「 ここで 、こう 、! 」








あなた 「 こう 、!? 」









紫耀 「 そうそう!!! 上手 !! 」








あなた 「 私自分で行ってみるから

みんなと滑っておいで 」










紫耀 「 大丈夫? いいの? 」










あなた 「 いいよいいよ 笑笑 」












紫耀はジャンプして ボードを浮かせ




スルスルと滑って みんなの元へ行った











滑ってみるとは言ったけど




ブレーキも まだできたばっかで慣れてないし




まあ最悪どうにかなる 、











思い切って滑ってみると














紫耀と練習した時とは また全然違って




スピード速すぎて 頭真っ白だし




どうやって止まるのかも わかんなくなってきて




目の前には人が沢山だから




とりあえず 人がいない所に行こう







  そうやって 足が勝手に向かったところは




スキー場から外れた 森林




木にぶつかってなんとか 止まれたけど




人全くいないし なんなら動物が出てきそう












立とうとすると 足首が耐えれないくらい痛くて




足首を見れば かなり腫れてる












あなた 「 最悪 、、 」













とりあえず片足で 何とか登ろうと思い




ゆっくり立ち上がって ボードを持つ




でも流石に片足だけで




ボードも持つなんて 私には不可能だった










何も出来ない 無能な私に腹が立ってきた




救急車? いやまずは紫耀を呼ぶか?




ポケットに入れてたはずの スマホがなくて




どっかに落としたのかな と思い




周囲を確認するけど 全くない








こんなのもう よくみる映画のシーンじゃん




これで 映画であれば紫耀が助けに来るけど




みんながいる場所は  ここからかなり遠い




誰も見つけてくれない







こんな事になるくらいなら



人にぶつかった方がよかった 、(














[ その頃の 紫耀たち ]











海人 「 てか紫耀 あなたは? 」








紫耀 「 1人で滑ってみるから


みんなのところいっておいで って 」









廉 「 1人で滑るにしては遅ない? 」








紫耀 「 確かに 、 」








勇太 「 みんなで手分けして探そう 」








優太 「 俺何すればいいの 、?! 」









紫耀 「 海人 、じん 、岸くんで あっち回って 」








紫耀 「 廉は俺と一緒にお願い 」








廉 「 おす 」















[ sho side ]






あなたは きっと 俺がみんなと滑れるようにって




気を使ってくれたに 違いないけど




自分のことも いい加減 考えろよな 、




誰かに誘拐されてたらどうしよう




怪我とかしてないかな

















[ あなた ]








体内時計じゃきっと 1時間は経ってる




そのせいか 足首の腫れも酷くなってきたし




気温も下がってきてる気がする











廉 「 あなた ー!!!!! 」










廉だ 、廉の声だ



今まで声も出す気力もなくて



誰も呼ばなかったけど 今なら助かるかも 、












あなた 「 廉 ー!!! 助けて!!! 」







あなた 「 廉ー!!! 助けて!!!! 」


















[ 廉たち ]






廉 「 なあ 今あなたの声せんかった? 」







紫耀 「 うそ 」







廉 「 1回大声で呼んでみ 」








紫耀 「 あなた ー!!! 」









" 紫耀 !! 助けて !! "









微かに聞こえる あなた の声




でもどこにいるかなんて 全く分からない











" 森林のところ !! 助けて !!  "







森林 、?




辺りを見渡すと 後ろに森林が拡がっていて




駆けつけてみると あなたのが着てた




ウェアと全く同じ 色合いの 人が座り込んでいた











紫耀 「 俺行ってくる 、これ持ってて 」









廉にボードを 渡して あなたのいる所へ走る













[ あなた ]







遠くから聞こえた 紫耀の声




本当に助かるんだ 、こういうの




映画だからとかないんだ 、








何か足音がすると思って 後ろを振り返ると




紫耀がこっちへ走ってくるのが 見える




1番会いたかった人 、 抱きしめて欲しい人














紫耀 「 あなた !! 」









紫耀は 私を強く抱きしめて くれて




声も少し震えてる




また迷惑かけてしまった













あなた 「 ごめんね紫耀 」









紫耀 「 ほんとばか 、自分も大事にして 」







あなた 「 はい 、笑 」









紫耀 「 怪我は? 」








あなた 「 特にないです 」







紫耀 「 ほんとは? 」








あなた 「 右足首の痛みが酷く

晴れも酷くなってきています 」









紫耀 「 はあ 、ほんとごめん 泣 」












  紫耀は全く悪くないのに




声は震えて 涙目になりながら謝ってくる











紫耀 「 ほら乗って 」










紫耀は私に 背中を向けて


そう言ってくれる










あなた 「 重いけどごめん 、 」








紫耀 「 重くないっつーの 、 」







あなた 「 あ ボード 、! 」







紫耀 「 んなのまた買えばいいんだよ 」














若干怒ってる 紫耀だけど




ほんとに大事にしてくれてるのが伝わって




私この人以外愛せない























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