第7話

7.
3,300
2019/04/16 12:21
目が覚めると、あたりはすでに真っ暗だった












あなた

仕事…

今日は仕事だし、すぐに着替えなきゃ



それにしても



今回、ふぉいが少しおかしかった










なんか、目線も声も私に触れる手も


いつもと何か違ってて


独占欲、みたいなものを感じた






めちゃくちゃ嬉しいんだけどね
あなた

4時半か…

まだ気持ちよさそうに寝ているふぉいを見ると


愛おしくなる














いつまで続ける気だ、なんて言われても



こうやってしか、彼と関係を持てないから



会いたいって言うには、こうやって



セフレとして体を求めるときにしか使っちゃダメでしょう
















なら告白すれば?って?


簡単にできるわけないじゃん


仮に彼が私を受け入れたとしても


普通よりも何倍も傷つくって分かってるんだから


1人で舞い上がって、バカみたい



なんて言うんだろうよ、私は

あなた

…好きなんだけどなぁ…っ…





そう呟くと、気持ちが溢れて


まだ眠る彼の唇にそっとキスをする


ピクリとも動かず、気持ちよさそうに寝ている












一粒、私の涙がふぉいの頰に落ちた




















あなた

帰ろ、

すると、腕を強く掴まれた


まさか、起きてた、?












ならっ、あの言葉も聞いてっ……!!!!

振り向くと、ふぉいがちゃんと目を開けてこっちを見ていた
ふぉい
あれ本気?
あなた

へ、

ふぉい
さっき言うたばい
好きなんやけどなぁって
あなた

っ…!!!






どういう顔すればわかんない



どこを見て、何を言うのか



確実に顔が赤くなってることはわかる



彼の視線が、あまりにも真剣だから












ふぉい
なに、その顔
ぐいっと引き寄せられ、次は私がキスされた












いまキスしないで…



それじゃかまるで…、


ふぉい
俺も好きだよ
あなた

…え?

ふぉい
だから、あなたのこと好きなんやって
あなた

えっ、え、うそ

ふぉい
付き合う?























うん、なんて言いたい



だけど、彼と愛し合ってそのあげく



捨てられてしまうのは、怖い



捨てられたら、会えない












ふぉい
俺はあなたが思ってる以上に
あなたのこと好きやと思う
ふぉい
俺、浮気性だし
ヤリチンだし、ヒモだし、年下やけど
ふぉい
頑張るけん、不安にさせないようにがんばるけん
あなた

……









好きな男なら、信じる価値あるかも


ていうか、好きな男なら


信じないとおかしいか
あなた

…うん

ふぉい
え?いいと?
あなた

うん!ふぉいが好きだから
ふぉいを信じるよ









嬉しそうに笑う彼の笑顔は幼かった



あなた

よろしくね!

ふぉい
よろしくぅ!って事で1発
あなた

待て待て待て待て待て待て


















end

















次は〜〜〜〜…















































DJ銀太ぁ☆てれってってっレッツゴーぉぉぉぉぉ

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