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最近、ふぉいが
おかしいっていうか…その…
いつもこんな調子で。
そりゃあ、もともとセフレでセックスもして
これ以上お互いに、することが分からない
ただ、今はずっと好きっていう度セックスして
距離感がわからなくなる
部屋を出るドアノブに触れたまま、動けなくなった
ありえるかも、なんて心の底で思ってしまったから
念のため、相談でもしておくか…
でも誰に…
あ。
苦笑を浮かべる
あ、バカだ私
じんくん私のこと好きなんじゃん
僕のとこに来ませんか?なんて
ベタな言葉
私は嫌いね。
どちらかと言えば……仕返しに僕と浮気します?とかの方が
………燃える。
まぁ、どっちにしろ望んでないけど。
私が汚いヤツって知れば、離れてくかなじんくんも
あ、趣旨がブレブレ。
ふぉいはほんとに浮気してるのかな…
でもあいつは、彼女できた途端浮気したくなるタイプだし…
もう、分かんない
苦しい。
家に帰ると、やっぱりふぉいはいなかった
え、なに、確定?w
ガチャ
玄関のドアが開く音がする
誰かと話す声が聞こえたから
咄嗟にソファーの裏に隠れてしまった
私のこと…?
やっぱ、浮気してるんだ
好きじゃないんだ
飽きてるんだ
何に?ははっ、どうせ体か。
部屋から出て行ったふぉい
のそのそと動き、ベットにダイブ
もう本音聞いたし、別れてしまおう
その方が、きっと
楽だ。
これだけの言葉をメッセージに送って
家の鍵を閉めて、チェーンもかけて
携帯の電源を落とした
明日は仕事も休みだし、
泣いても平気かな?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。