隣の部屋から手がのびる。
今リビングには皆揃ってる。ってことは……
え?ウジン?
お、お化けじゃない??
え?何この人?
髪の毛に毛糸?がついてるけど。
謎の人物はゆっくりとリビングへ向かう。
死人が身体を引きずりながら歩いてるようにしか見えないのだけど…。
・・・・・・・・・・・・・・・
ベッドの上でゲームをしていた。
私の部屋と構造は同じで、でも置いてる物が違うからか雰囲気が違う。
私がヒートを起こさせたのに、私の心配してくれるんだ。
優しいな。
瞬間
何かを感じた。
電流が身体中に流れるような
そんな感覚。
それを感じたのは私だけじゃなかった。
運命の番。
まさか、ジフンが?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!