第5話

放課後
118
2019/09/09 07:12
ー放課後ー

家の近くの海

よく2人で遊んでたな

なんて考えながら

浜辺を歩いていた
「おれさ、野球部入ろうと思って」

『え、』

富永は小学生の頃野球をやっていた

誰よりも熱心に練習していた

ある日、富永の親が車の事故でなくなってしまった

それをきっかけに、

富永は野球を辞めた。

『そっかぁー』

私もなんかやりたいこと見つけなきゃだぁ。

なんて思っても、

特にやりたいことなんかないし

「あ!明日さ、部活の見学してもいい?」

『あー、多分明日から部活だから』

「あ、そっか。がんばれよ!」

『いや、言われなくても頑張るわ笑』




クシャッと笑う富永は、

なんか、いつもと違くて

ほんとに楽しみなんだなぁと

やりたいこと見つかったんだなって

私まで、嬉しくなった。

プリ小説オーディオドラマ