乃亜「ほんとね〜どうしたんだろう」
・・・・・・
外
あなた「ハア…ハア…」
乃亜と長尾くんに嘘をついてここまで来た
あの場所から逃げたかったし…
はあ…もうこの前帰ろうかな…
今頃、乃亜、長尾くんと話してるのかな…
だろうね…
本当に乃亜のことが好きなのかな…
なんか辛いな…
・・・・・・
あなたの家
あなた「ただいま〜」
って、今日は誰もいないんだった
あ、LINE…
乃亜「あなた、どこにいるの?ずっと探してる」
乃亜「連絡して」
…怒ってるのかな…
返信する気分じゃない。
この前寝よう…
寝た方がいいと思うし
・・・・・・
夜
あなた「うわ…ずっと爆睡してた…」
いっぱいLINEきてる…電話も…相当怒ってるんだろうな…
しかも、長尾くんからもきてる…
はあ…
乃亜「返信して」
もう、キリがないししよう。
あなた「勝手に帰ってごめん。気分悪くなって連絡もせずに帰っちゃった。」
言っちゃった
気分悪いのは半分だけど、モヤモヤ感も半分。
乃亜「そっか。長尾くんも凄い心配してた。帰るなら連絡してよね?」
だよね…普通連絡無しに帰る人なんていないはず…
あなた「ごめん。気をつけるね」
もう、いいや…
被害妄想激しいから乃亜と長尾くん上手くいってるのかなって思っちゃう…
乃亜「じゃあ、また月曜日ね!」
なんか、月曜日合わせる顔がないな…
行くのが怖い。
もう今日は、ご飯食べてお風呂入ってまた寝よう。
モヤモヤ感晴らしたいし明日どこかへ行こうかな…?
continue
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。