テスト最終日
乃亜「ふ〜!!や〜っとテスト終わった〜」
あなた「めっちゃ難しかったね」
乃亜「欠点だけは嫌だ〜!あなたどうしよう〜」
あなた「わたしも…物理は本当苦手だし…」
乃亜「それ!まじで意味わかんなかった!」
あなた「もっと勉強すれば良かった〜…」
丁度、長尾くんがいた。
あなた「だいぶやばいかも〜、欠点取りそうだな、って」
乃亜(またあなたに合わせてる〜)
乃亜「長尾くんは部活熱心だよね〜なんか凄い」
あなた「確かに!」
乃亜「なんかめっちゃかっこいいこと言ってたね〜長尾くん」
いつ見てもかっこいい…
・・・・・・
部室
あなた「ごめんごめん!友達と話してて」
あなた「うん。長話になっちゃって」
あなた「え?違うよ?」
あなた(長尾くんどうしたんだろ、勉強のしすぎ?)
あなた「ねぇ、どうしたの?」
顔が赤い…熱でもあるかな…
田中「おや?もう来ていたんだね」
あなた「せ、先生!」
田中「おや、長尾くん、顔赤いよ?」
あなた「長尾くん、保健室行こう?」
あなた「ダメ!体調悪いんでしょ?」
田中「あなたさん、よろしく頼んだよ」
保健室
先生「今、丁度寝ているわ。起きたら顧問の先生に連絡するわね」
あなた「はい!ありがとうございます」
やっぱり長尾くん、熱だった…
部室に行った時からなんか変な感じがしたし…
大丈夫かな…長尾くん…
乃亜「あなた!」
あなた「乃亜!」
乃亜「こんなところでどうしたの?」
あなた「長尾くんが熱出しちゃって」
乃亜「あらら、それは大変だね」
あなた「熱下がるといいな…」
continue
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!