あなた「(長尾くん、かっこよかったな…可愛いし…)」
乃亜「あなた?…あなた?」
あなた「!あ、え、なに?乃亜」
乃亜「もしかして長尾くんのこと考えてた?」
あなた「へ?!ち、違う!ほんと違う!」
乃亜「あなたは嘘が下手だな〜もう隠しても無駄だって」
あなた「それって…」
乃亜「うん。あなた、長尾くんのこと好きでしょ?」
あなた「いや…まだ好きとかでは…」
乃亜「でも!好きになっちゃいそうなんでしょ?!」
あなた「!う、うん…そうなの…」
乃亜「やっぱりか〜私の勘は当たってた(笑)」
あなた「恥ずかしいよ…」
乃亜「今度図書委員の仕事があるんでしょ?他クラスの子から聞いたんだけど」
あなた「え?うん…」
乃亜「その時に色々話してみるとかどう?コミュニケーションは大事だと思うの」
あなた「わたしが…?無理だよ、そんなの…!」
乃亜「無理無理言わないでやってみるの!やってみないとどうかだなんて、誰にも分からないでしょ?」
あなた「それはそうだけど…」
乃亜「その図書委員の仕事いつだっけ?」
あなた「きっと明日だと思うよ」
乃亜「明日!いいじゃない!頑張ってね?」
あなた「え?もう決まり!?」
乃亜「当たり前!目標はどんどん高くしないと!」
あなた「そんなの…」
乃亜「私も気になってるイケメンくんにちょこちょこ話したりしてるもん!あなたならいける!」
あなた「緊張するけど頑張るよ……」
continue
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!