そう言って、私は
ユンギさんのもとへと走った
ナムのことは大好き
だけど、それは“友達”としての事で
私が好きなのは
愛してるって心から言える人は
ユンギさんしか居ない
ユンギさんの部屋にきた
ガチャ
ギュッ
私は、ユンギさんに抱きついた
わたしは、ユンギさんから離れた
そう言った、ユンギさんの耳は
真っ赤に染っていた
'
ほんとだ、顔が熱い
恥ずかしくて
顔を背ける
チュッ
唇に柔らかいものがあたる
そんなの、ひとつしかない
この時、やっと
好きな人の隣に立てた
6年後
もう、すっかり結婚生活にも慣れた
あの日以来、敬語も抜けて
呼び方もユンギさんから、ユンギになって
今では…
'
こんなに幸せな日々を送っています
ユンギ、
おじいちゃんとおばあちゃんになっても
ずっとずっと
大好きだよ__________
END
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!