~あらすじ~
中2の夏
好きだった山田先輩に告白し、
あなたは山田先輩とお付き合いすることになった
~本編~
でも、
山田先輩のファンが
黙って見ているはずがなかった
始めは
廊下ですれ違ったら
軽くぶつかられるくらいだったけど
それだけでも結構、精神的に
追い詰められてしまった
そして、
だんだん友達が
私に近づかなくなった。
朝の「おはよう」も、
休み時間の「トイレ行こー」も、
お昼の「ごはん一緒に食べよ」も、
授業前の「ノート見せて」も、
帰りの
「また明日ね、帰ったらLINEしよー」も、
全部全部無くなっていった。
お母さんに相談しようと思ったが
「忙しいから」
の一言で終わらされてしまった
辛い辛い辛い
苦しい苦しい苦しい
ヤダヤダヤダ
でも、
先輩が卒業するまでは耐えた
先輩が卒業したら
終わると思っていた
けど、、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!