~あらすじ~
約半年間
山田先輩のファンからの
いじめに耐えてきたあなた。
先輩が卒業すれば
いじめは終わるはず...
しかし、、
~本編~
山田先輩が卒業しても
いじめは終わらなかった
今までは先輩のお陰で耐えてこれた
けど、
毎日は会えなくなった今、
唯一の支えが無くなった今、
私にはいじめに耐える力なんて
どこにも無かった
もぅ、疲れた
学校なんて休んでやる
そんなになっても死ねなかったのは
山田先輩がいたから
っていうのは建前で
ほんとは死ぬのは怖かったから
高校生になった先輩は
部活や勉強が忙しいらしく
全然会えなくて、
いろんなことが重なって
ずーっと学校を休んでいた
でも勉強は嫌いじゃなかったし
することも無かったから
一応勉強はしていて
お陰で高校には受かることが出来た
その時には
山田先輩との関係は自然消滅していたし、
中学三年の大事な1年間を
独学で勉強したから
山田先輩がいった高校には行けなくて
それはそれで良かったかなって思ってる
高校に上がっても
友達なんてできないと思ってたけど
たまたま近くの席の子と
仲良くなれていたように思ってた
けど、トラウマはそう簡単には消えてくれない。
何話してるかよくわかんない
そう1回思ったら
誰とも上手く話せなくなって、
どんな日でも
楽しく過ごせることは無かった
そんな時に
私の前に慧が現れた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。