第6話

瞳の色
1,348
2023/10/25 13:00
石神千空(幼少期)
おい待て



ガシッと手を掴まれた






あなた(幼少期)
え、なんで、、?
石神千空(幼少期)
顔あげろ
あなた(幼少期)
え、どうして、
石神千空(幼少期)
いいから。俺と目合わせろ



怖い怖い馬鹿にされるのかな






でも手を離してくれそうにもないし







ほんとうに、馬鹿にするために私の顔を見たいのかな







あなた(幼少期)
……
あなた(幼少期)
わかった、



ゆっくりと顔を上げた






涙で目の前がぼやける







だけど彼の顔はしっかりと見えた







視界に映った彼の瞳の色は、私と同じ真っ赤な色をしていた






あなた(幼少期)
ぇ、?
石神千空(幼少期)
俺もだ。俺も目の色が真っ赤だ。どうだ。これで少しは安心したか?
あなた(幼少期)
あんし、ん?
石神千空(幼少期)
少なくとも俺はお前と同じ目をしているからお前のことを不気味だとか怖いとか思わない。だからもう泣くな
あなた(幼少期)
うん、うん、、


逆効果だ






嬉しくて、安心して涙が出てくる







初めて私と顔を合わせても何も言わなくて、安心させてくれて、私と同じ目の色をしてる人と出会った







彼は私がまた泣いてしまったのを見てずっとそばにいてくれた






しばらくして落ち着いたのに気づいた彼が話しかけてくれた






石神千空(幼少期)
大丈夫か?
あなた(幼少期)
うん、ありがとう、ほんとうに
石神千空(幼少期)
そうか。それは良かった。
あなた(幼少期)
千空くん、?って呼べばいい?
石神千空(幼少期)
あぁ
あなた(幼少期)
千空くんはその、目の色でなんか言われることないの?
石神千空(幼少期)
まぁねーことは無いがな。俺は科学以外に興味無いから何を言われても気にしない
あなた(幼少期)
(ほんとに、よっぽど科学が好きなんだな)
あなた(幼少期)
強いね、千空くんは
石神千空(幼少期)
そんな事ねーよ


あなた(幼少期)
千空くんはなんで理科室に来たの、?
石神千空(幼少期)
今から実験をしようと思っててな
あなた(幼少期)
え、それって無断でやっていいの、?
石神千空(幼少期)
バレなきゃいいんだよバレなきゃ。
あなた(幼少期)
あ、あはは


少し大雑把でちょっと冷たいけど






不器用で優しくて






科学が大好きな彼に







少しづつ惹かれていった



















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