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第89話

やっとみつけました。*°


春__サークル勧誘の時に見つけた。





運命だったらいいな…





ずっと探してた…




つぐみの…好きな人



沙鶯…その名前だけずっと覚えていた。


貴方は…つぐみのことを覚えていますか…?

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▽▽


–2年前–


自分のことを名前呼びするなんておかしい、男なのにぶりっ子みたい。


そんなことを昔から言われた。


僕って呼びたいのに、それは許されない。
でも…内緒で僕って言ってる。


僕のお母さんは女の子を産みたかったらしい。でも男の僕が産まれたからお母さんは僕のことを女の子みたいに育てた。
可愛い服を着させて…女の子と一緒に遊んでおままごとさせて…僕って言わせずに可愛い女の子みたいに名前呼びさせて…。
小さな時から女の子みたいな顔立ちだったからお母さんは女の子みたいになっていく僕を見て喜んだ。


高校生になってからは男好きだとか色々言われた。
昔から恥ずかしいことがあると顔が赤くなり、恥ずかしい時に顔を見られたくなくて顔を隠すような仕草をしていたから、男を誘ってると思われていたらしい。


知らない先輩に襲われそうになったし、道を歩いてるだけなのにおじさんに声をかけられる。
お母さんにはついて行ったらダメと言われたからついて行かないようにしてた。


毎日毎日、お母さんの言うことを聞いて過ごす。





でももう…


疲れちゃった…


(一回だけなら…声かけてくる人について行こうかな…)


お母さんの言うこと破ったら、僕に呆れて何も言わなくなる…?
もう何も言われたくない。
僕がやりたいことをやろう。





お金も貰えるし…いいよね。





「ねぇそこの君。俺と一緒に気持ちいいことしない?」


そんなことを考えていた時、1人の男性から声をかけられた。

…つぐみのこと?




「そうだよ。…へぇ…君つぐみちゃんって言うんだね。…優しくするからさ?どう?」


でもつぐみ、男だよ?


「大丈夫、男でもつぐみちゃんは可愛いから」
なら行くっ…



これから気持ちいいこと…やっぱりセックス?


どうやったら気持ちよくなれるのかな。





「じゃあ行こうか…」


ん…


考えてる途中に手を取られる。


今からこの人に抱かれるというのに何の感情も湧かない。


少し歩くと人通りの少ない道に来た。



(このホテルでセックスするんだ…)



そんなことを思いながらホテルに入ろうとした時…










沙鶯
ねぇお兄さん、未成年の人とこういうことしたらいけないって知ってるでしょ?



僕と同じ高校生くらいの人が僕の手を引き留めた。



「…んだよ…気持ちいいことするだけだろ」


沙鶯
気持ちいいこと?何言ってるんですか。お兄さんここら辺で良く見るけど評判悪いよ?
沙鶯
下手くそだって


ニッコリと笑いながらお兄さんに向かって話す。


「お前…っ!」


沙鶯
ほら、そこの学生さん。逃げますよ〜
わっ…


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▽▽


知らない高校生の人に手を取られて走る__


沙鶯
ここら辺ならいいかな…
沙鶯
ねぇ…なんであんなことしたんですか?
…言うこと聞きたくなかったから
沙鶯
え?
つぐみ…お母さんの言うこと聞きたくなかったから…


お母さんの言うこと聞きたくなかったから。


本当のことを言ってるのに変な顔をされる。

沙鶯
それ…詳しく聞かせてください
わかった


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▽▽

沙鶯
そういうことだったんですね


あの後、今までのことを全部話した。


知らない人だったからこそ話すことができたのかもしれない。


女の子みたいに育てられてきたこと。
自分のことを名前で呼んできたから癖で名前呼びになってしまうこと。
お母さんの言うことを聞きたくなくて身体を売ろうとしたこと。
沢山のことを伝えた。
…自分の意志で行動したかったんだもん
沙鶯
自分の意志で行動するって気持ちは良いことですけど、身体売るのはダメですよ?
うん…
沙鶯
つぐみ?さんのことを分かってくれる人は必ずいると思うよ?それなのに…
沙鶯
もしかしてセックスが好きなんですか?…って…話聞く限りシたことないか
は…え…?


ブワッと顔が真っ赤になる…


そんな…セックスがしたいわけじゃないのに…っ。それに…仕方なんて知らないっ…


ぁ…だめ…顔見られたくないっ…恥ずかしい…


昔からの癖で顔を隠してしまう。


沙鶯
ん?どうしたんですか?
…恥ずかしいからっ…こっち見ないで…っ…見られるの嫌なのっ…
それにっ…セックスなんてシたことないっ…
沙鶯
あ…ごめんなさい…見ませんから
沙鶯
でも…
ぅぁっ…
沙鶯
そんな顔してたら、いつか本当に襲われちゃいますからね。気をつけて下さい?


隠していた手を掴まれ、目線が合う。
わかったからぁ…見ないで…っ


恥ずかしさと混乱で涙が溢れる。


沙鶯
っ…すみません、やりすぎました
ん…


この人は…周りの人とは何かが違う。


初対面の僕の話を聞いても気持ち悪がったりせずに相槌を打って聞いてくれた。
優しい人。


そういえば…名前聞いてない…。
沙鶯
…落ち着いたみたいですね。じゃあそろそろ俺行きます。もうあんなことしたらダメですよ
っ!…待って…
名前…君の名前聞いてない…
沙鶯
あぁ、俺?沙鶯です。高2ですよ
年下…
沙鶯
じゃあ3年生ですか?制服着てるし…
うん、3年生
沙鶯
3年生なら進路に関わるのに身体売ってたなんてことになったら大変じゃないですか〜、もう絶対ついて行っちゃダメですからね?俺との約束
っ!約束…!
沙鶯
はい、約束です。
沙鶯
じゃあまた会えたら
沙鶯
自分の意志で過ごせるといいですね
〜っ!



どきどきっ…


ひらひらと手を振り去っていく沙鶯の姿を見て胸がきゅうっと締め付けられる。


もう誰も見てないのに顔の熱が冷めない。
さおう…


このどきどきが病気なのかと思い友人に相談した時、僕は沙鶯に恋をしたことに気づいた。



一目惚れでした__


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▽▽


僕達の出会いはほんの一瞬で、沙鶯はもう忘れてるのかもしれない。


でもつぐみは…忘れなかった。
もし会ったら伝えようと思っていたことが沢山ある。


深い緑色の瞳がとても綺麗で、誰もが振り向く顔立ちの彼のことを忘れたことはない。


まさか大学が一緒になるなんて思わなかった。
サークルも同じキャンプサークルで…。


少しずつ…少しずつ距離が近づいているのに…勇気が出ない。


でも…話したい__


もしまた話せたら…














ありがとうと告白を__













New story__*°













晴雨書くとか言って違うの書きました!!すみません!!
新しい2人のお話しです。
沙鶯とつぐみという子がこの話では主人公です。この2人のお話しには *° のマークが付きます!!
皆さんご存知の通り、沙鶯はこたに惚れています。そのことを知らない鶇のプロローグです。
これもまた年下攻めの年上受けです。性癖なんです✌︎✌︎

自分の気持ちになかなか気づかない案外嫉妬深い攻め×好きな人には一途な初々しい赤面受け

のお話しです。


この子達も好きになって貰えると嬉しいです。


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次回も鶇達のお話書いて、その次晴雨です!!
次回もお越しください〜!!